[ワールドサッカーキング 2012.02.16(No.207)掲載]

サッカーのスタイルとは常々進化していくもの。それに伴い11人の役割や特性も変わっていくのが理です。
10年前の海外サッカーシーンを振り返ると、ストライカーと呼ばれる選手たちのキャラクターも現在とは随分異なって映ります。
当時の主流は、強靭なフィジカルを備えた“戦士”たち。ロナウド、クレスポ、ヴィエリ、モリエンテス、クローゼ、パウレタといった屈強な点取り屋が迫力満点のゴールシーンを彩っていました。
一方で輝きを放ったのは、スピードやテクニック、得点嗅覚を武器にゴールを陥れる“業師”たちです。フィリッポ・インザーギ、ラウール・ゴンサレス・、マイケル・オーウェン、ロビー・キーン、ヌーノ・ゴメスなど、こちらも個性的な面々でした。
翻って現在、ストライカーとして真っ先に名前が挙がるのはクリスティアーノ・ロナウドとメッシの2人。10年前の区分に当てはめてみればロナウドが“戦士”、メッシは“業師”と言いたくなりますが、どちらも違和感が拭えません。
2人の特性は、単なるマルチさとは異なります。最大の武器であるスピードに加え、強さと柔らかさ、敏捷さと正確さ、個人技と戦術理解、エゴと協調性といった、一見相反する属性を備えた新世代のストライカーと言えるでしょう。
「ワールドサッカーキング」編集長 前田 拓(@otsumamiking)

ワールドサッカーキング No.207【総力特集】ストライカー最新鋭スキル考察
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▼インタビュー ジラルディーノ「理想的なFWの姿を目指して」
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▼ウェイン・ルーニー『ストライカーの実像』
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