2015.06.03

【女子W杯開幕直前!】W杯前回大会優勝メンバー矢野喬子氏インタビュー「あきらめない、その先にあるもの」

FIFA女子ワールドカップ(W杯)2015が6月6日よりカナダで開幕。日本は2011年の前回大会で初優勝を果たし、今大会は王者の証「優勝エンブレム」を付けての戦う。大会開幕を前に「サッカーで国際協力する学生団体『WorldFut』」が元日本女子代表であり前回大会優勝メンバーの矢野喬子さんに、今大会のポイントを聞いた。
矢野喬子

「なでしこらしい戦い方」に感動あり。

Q.前回W杯でなでしこは初優勝の快挙。印象に残っている場面と、優勝の要因を教えてください。

決勝の澤選手のゴールですね。コーナーキックで、あの角度、あの蹴り方でゴールを決めることは本当に難しいですし、一度ワンバック選手に当たっているので、あれが無ければゴールは生まれてない。いろいろな事が重なったので、とても印象に残っています。
多くの事が重なったのが要因だと思いますが、先ず一つ挙げるとしたら、予選リーグを戦っていく中で、徐々にチームが一つにまとまったというのがあると思います。後は2011年に日本で大震災起き、選手達の中に「頑張らなければいけない!」という熱い気持ちが入っていたので、そこで何かしら奇跡が起こるような事が重なったというのがありますね。

Q.優勝してからの女子サッカーはどう変わりましたか?

メディアに取り上げて頂ける回数が増えたと感じていました。日本を出発する時は、何名かの記者が来てくれていましたが、W杯終了後は物凄い数の記者の方が集まってくださいました。
また、環境が良くなりサッカーをする女の子が増え、代表だけではなく、なでしこリーグのチャレンジリーグ(3部リーグ)も注目されるようになったので、そこが変わりました。
しかし、W杯、ロンドンオリンピックが終わり、当時のブームより少し落ち着いてしまっているのが現状だと思います。

Q.今大会なでしこジャパンはどう大会に臨むべきでしょうか?

なでしこは「結果を残さなければいけない」と掲げてきました。過去を見てもそうですが、結果を残さなければこの先どうなるか本当に分からないので、そこを考えて欲しいなと思います。前回は、多くの奇跡が起きて優勝に辿りつきましたが、あれから4年間が経ち、日本のサッカーが研究されて、今年のアルガルベカップも結果が出ませんでした。一番は結果と言いたいですが、“なでしこらしい戦い方”を観て下さる皆さんにどう伝えられるかをまずは一番に考えてもらいたいですね。

「学生団体WorldFut」とは……

[設立]2008年6月7日
学生団体WorldFutは、『幸せと笑顔で溢れる世界を創るために、“サッカー”を通してすべての人々にきらきら笑って暮らす”キッカケを提供”します。』という理念のもと、「サッカー×国際協力」をテーマに活動。チャリティフットサル大会の企画・運営や、パブリックビューイングをはじめとするイベントを開催し、それらの収益を“カンボジアの子どもたちのサッカー選手になりたいという夢を応援する”国際協力に充てている団体である。今までにサッカーグラウンド建設やサッカーボールの寄贈、校舎建設を行った。
・HP:http://www.worldfut.com/
・Twitter:@WorldFutJA