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【セリエA第36節みどころ】本田と長友が“ミラノ・ダービー”で初マッチアップ! ミランとインテルの欧州行きを懸けた戦いに注目

2014.05.03
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 残り3節となったセリエAでは、今節“ミラノ・ダービー”が開催される。ホームのミランはリーグ戦5連勝の後、ローマ戦で連勝がストップ。一方のインテルはここ6戦で2勝4分の5位。今シーズン、両チームは無冠が確定しているが、日本代表の本田圭佑と長友佑都が“ミラノ・ダービー”で火花を散らす一戦は日本人にとっては歴史的な試合となる。

 前節のローマ戦で足首の捻挫から先発に復帰した本田だが、1日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ベンチスタートとなる公算が高いと報じるなど、先発で起用されるかは不透明な状況。

 同紙ではミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニ副会長が、イタリア代表FWマリオ・バロテッリと同代表FWジャンパオロ・パッツィーニの併用を望んでおり、フォーメーションが「4-3-1-2」へと変更されるのではないかと見込まれている。

 前節のナポリ戦で先発フル出場した長友はこの試合での先発はほぼ確実。“ミラノ・ダービー”での本田との対戦について長友は、「圭佑とは、相手のチームとして戦うのは初めて。その舞台がミラノ・ダービーということで、何かこう、彼とは昔から同じぐらい高い志を持って共にやってきた仲間でもあり、ライバルでもある。選手としてもすばらしいと思うし。ただ、負けたくはない。マッチアップするとは思うし、良い戦いになるのではないか」と日本代表の同僚と対戦に気勢を上げている。

 現在、勝ち点57の5位とヨーロッパリーグ出場権獲得に王手をかけているインテルだが、トリノ、ラツィオ、ヴェローナが勝ち点52で迫っており、ミラン戦に敗れた場合は残りの2試合で逆転を許す可能性もある。インテルのDFアンドレア・ラノッキアが「なんとしても勝ちたい」とコメントしているようにダービーに勝利してELの出場権を獲得することに強い意欲を示している。

 一方、ミランはEL出場権獲得には残りの3試合を全勝することが最低条件と厳しい状況。キャプテンのリカルド・モントリーヴォは「これはただのシーズンの一試合ではない。そして、もしこのダービーで勝つことができたなら、ネガティブなシーズン全体から脱出することができる」と屈辱続きだったサポーターの溜飲を下げるべくダービーの必勝を誓っている。

 インテルとミランがミラノの盟主をかけて激突する“ミラノ・ダービー”。世界的な名手たちの意地とプライドが交錯する伝統のダービーマッチで本田と長友はどのようなプレーを見せるのか? 世界中が注目する一戦は必見だ。

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