2014.03.20

【ブンデスリーガ第26節みどころ】ドルトムントはバイエルンの最速優勝を阻止できるか。酒井宏樹所属のハノーファーと対戦

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 前節、ホームでボルシアMGと対戦したドルトムントは1-2でまさかの敗北を喫した。2位の座こそキープしているものの、首位バイエルンとの勝ち点差は23に広がり、今節、ドルトムントが引き分け、バイエルンが勝利した時点で同クラブの史上最速となる優勝が決まる。3位にはライバルのシャルケが勝ち点1差に迫ってきており、次節はそのシャルケとルールダービーを迎える。チャンピオンズリーグを含め、ドルトムントにとっては厳しい戦いが続いている。

 前節ボルシアMG戦は敗れたものの、MFヨナス・ホフマンが今シーズン初のスタメン出場を果たし、新戦力のミロシュ・ヨイッチがゴールを決めるなど、若手の活躍が目立つ収穫の多い試合となった。終了間際にはユース上がりのFWマルヴィン・ドゥクシュのリーグ戦初ゴールが生まれたかと思われたが、直前のファウルによって取り消されてしまう不運もあり、「全体的に見ればパフォーマンスは悪くなかった」とセバスティアン・ケールが話している。主審へ異議を唱えたユルゲン・クロップ監督は退席処分となったが、1万ユーロの罰金が課されたのみで、今節のベンチ入りは許されることが決まった。懸念材料は20日にチャンピオンズリーグのゼニト戦を終えたばかりで、主力に疲労が蓄積している点だろう。

 今節の対戦相手であるハノーファーは11位だが、第24節にはレヴァークーゼンと引き分け、前節はヘルタ・ベルリンに3-0で快勝するなど、上位相手に善戦してきた侮れない相手。注目選手は20歳の技巧派MFレオナルド・ビッテンコートだ。ブラジル人の元プロサッカー選手を父に持つ同選手は、今シーズン、ドルトムントから買い戻しのオプション付きで加入した。その才能はクロップ監督も高く評価しており、この試合の活躍次第で、再びドルトムントに戻る道が開けるかもしれない。また、ドイツ代表MFマルコ・ロイスとのマッチアップに挑む、3戦連続フル出場中の酒井宏樹の活躍にも期待したい。

 翌23日には残留を目指す15位ニュルンベルクが、ホームに13位フランクフルトを迎え撃つ。両者の勝ち点差はわずか3。両チームとも攻撃力に問題を抱え、ニュルンベルクは3連敗中、フランクフルトも過去2試合で1分1敗と停滞気味。得点数もともにリーグから3番目に低い28に留まっており、引き分けの多さも共通点だ。ニュルンベルクの攻撃を引っ張るのは清武弘嗣だが、前節はシュートチャンスで迷いが見られ、決定機を逃す場面が目に付いた。「調子はいいので、次の試合に気を引き締めていきたい」と話す清武に、4試合ぶりとなるゴールは生まれるか。

 前節、7試合ぶりにスタメン出場を果たしたフランクフルトの乾貴士は、前半こそ得意のドリブル突破を見せたものの、後半に入ると運動量が落ち、途中交代となった。チーム得点王であるアレクサンダー・マイアーの負傷欠場が濃厚のなか、クラブの苦境を救う活躍を見せれば、待望の日本代表復帰への道が開けるかもしれない。