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ルーカス&太田、ミニゲームでひやり/FC東京週間練習リポート(12/10~15)

2013.12.17

太田が優秀選手賞を受賞(12月10日)

 「2013 Jリーグアウォーズ」が10日、横浜アリーナで開催され、FC東京からはDF森重、太田、MF三田が表彰式に出席した。DF森重がベストイレブンに初選出され、DF太田も優秀選手賞を受賞した。

 式後、太田は「今日だったら、広島が全員で来場していた。来年こそはとあらためて強く思った」と話した。今季は全34試合に先発し、わずか1試合で途中交代。「ほぼフル(出場)でしたね」と苦笑いで話した。

 一方、大卒新人の三田は「宏介くん(太田)とモリゲくん(森重)は選ばれて来ている。来年は自分も選ばれて来れるようにしたい」と2年目の飛躍を誓った。

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ルーカスファミリーも涙を流したJ1最終節(12月11日)

 FC東京は11日、小平グラウンドで天皇杯準々決勝の仙台戦(22日・ユアスタ)に向けて練習を再開した。J1リーグ最終節後、3日間をオフを挟んで小平に選手たちが帰ってきた。

 この日の練習後、ルーカスはJ1最終節の味スタラストゲームを振り返り、「長男のペドロも試合後、ありがとうって言いながら泣いていた。奥さんも泣きながらうれしさと寂しさの両方があるって言っていたよ」と語った。

 そして、ポルトガル語でアンバサダーの意味を持つ「エンバイシャドール」就任を心から喜んだ。

 「1週間前に、その話を聞いた。本当に一番うれしかったことは東京が私のことをリスペクトしてくれたこと。その気持ちが一番うれしかった」

 そう言うと、満面の笑みを浮かべて「あと3つ頑張るよ」と言い、天皇杯優勝をあらためて誓った。

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ルーカス&太田、ミニゲームでひやり(12月12日)

 FC東京は12日、小平グラウンドで約2時間のトレーニングを行った。前日に引き続き、DF森重と加賀は別メニュー。ミニゲームでは、メンバーをこまめに入れ替えるなど天皇杯準々決勝の仙台戦(22日・ユアスタ)に向けて、チーム内の競争は激しくなっている。

 ミニゲーム中にひやりとする場面があった。GKからスローされたボールにFWルーカスとDF太田が交錯し、両者はその場でピッチに崩れ落ちた。しばらく立ち上がれず、練習場に嫌な空気が漂ったが、先にルーカスが立ち上がり、その後すぐに太田もプレーを再開させた。

 練習後、太田は「ルーコンの肩がみぞおちに入った。痛いけど、大丈夫だと思う。まぁ心は折れかけましたが…」と苦笑い。ルーカスも日本語で「私は強いから大丈夫!
宏介は痛そうだったね」とチームメートを気遣った。

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ポポ監督、「ポポナイト」で感謝の言葉を伝えたい(12月13日)

 FC東京は13日、小平グラウンドハーフコートの紅白戦を行った。森重、加賀、林が別メニュー調整。平松が負傷で練習を切り上げた。

 15日の練習試合の川崎戦に向けて、ポポビッチ監督は「テーマは常に一緒だ。全てを出して質を積み上げ、次を目指さなければいけない。それは何も変わらない」と語った。

 また、この日夜に、調布市内で開催される「ポポナイト」に出演する指揮官は、イベントを前に「1日でもここで長く戦いたいという気持ちと、感謝の気持ちを言いたい。掃除のおばちゃんや、受付の方も含めて感謝したいし、私と過ごした方々、一人一人の名前を挙げて感謝の言葉を伝えたい。もちろん、サポーターの皆さんにもぜひ(ポポナイトで)感謝を伝えたい」と語った。

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塩田、川崎の強力攻撃陣は仮想仙台(12月14日)

 FC東京は14日、川崎との練習試合(15日・麻生)を想定してハーフコートの紅白戦と、セットプレーの確認などを行った。その紅白戦の最中、ルーカスが右足を負傷。練習を途中で切り上げ、救急車で運ばれるハプニングが起こった。その後もトレーニングは続いたが、最後までスタッフ、選手ともに困惑した表情を隠しきれなかった。

 塩田は練習後、ルーカスの負傷については「今はコメントする気持ちになれない。申し訳ない」と口をつぐんだ。川崎との練習試合については、「22日に対戦する仙台は、リーグ最終節で戦い方を変えてきた。思った以上に前線が流動的にポジションを変えてきた。それを想定した上で川崎はいい相手。対戦した監督も言っていたが、練習試合でも結果にこだわらなければいけない。集中して臨みたい」と話した。

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<練習試合・川崎戦>前半の好機生かせず完封負け(12月15日)

◆15日の練習試合(神奈川県・麻生グラウンド)

FC東京 0
川崎 2

【先発メンバー】GK塩田、DF太田、丸山、張、徳永、MF米本、高橋、ネマニャ、アーリア、石川、FW渡辺

 FC東京は15日、川崎市の麻生グラウンドで川崎と練習試合(30分間×3本)を行い、0-2で敗れた。0-0で迎えた2本目21分に失点。3本目の25分にも追加点を奪われ、完封負けを喫した。

 1本目は開始から中盤の高い位置でボールの奪い、テンポの速い攻撃で川崎ゴールに迫った。だが、相手の粘り強い守備に阻まれ、先制点を奪うことができなかった。

 すると、2本目の21分、カウンターから東京の右サイドを破られ、最後はこぼれ球を押し込まれて先制点を奪われてしまう。その後は一進一退の攻防が続いたが、3本目の25分に最終ラインの背後を突かれて失点を重ねた。試合序盤のチャンスを生かし切れず。東京は0-2で川崎に屈した。

 また、この日は3本目の12分に、平松が前日のルーカスに続いて負傷退場するアクシデントが起こった。千真は「正直、チーム全員で頑張ってきたから、このアクシデントには言葉がない。けがした2人の分も頑張っていきたい」と険しい口調で語った。


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