新たなデュエル王に名乗り出ている佐野海舟
かつては「インテンシティ」というフレーズが使われ、「強度」と表現されることもある。近年よく耳にするワードとしては「デュエル」というものがあるだろう。
現代サッカーにおいては非常に重視される指標の1つであり、特に中盤での「デュエル」の勝利数、勝率は選手の実力を測る一定の基準となっている。日本語で表現するならば「競り合いでの球際の強さ」とするのが分かりやすいだろうか。日本人選手も世界を舞台に戦える指標の1つである。
最たる例は日本代表のキャプテンでもあり、現在はリヴァプールでプレーする遠藤航だろう。2020ー21、2021ー22シーズンのブンデスリーガでは2シーズン連続でデュエル成功数ランキングで1位に立ち、“デュエルキング”の呼び名が広まることに。中盤に君臨してピンチの芽を摘む役割を果たしていた。
リヴァプールでは遠藤の立ち位置が非常に難しいものとなっており、出場機会が多くは得られていない状況。日本代表としては変わらずにキャプテンであり中盤の要であるが、そのポジションに割って入りそうなのが佐野海舟。大手スポーツプロバイダーの『TheSports』が提供しているデータを元に、デュエルの観点から分析していく。
■デュエルの“量と質”が示す、ボランチの本当の価値

改めて「デュエル」について考えていきたい。サッカーにおける「デュエル」は様々なものがあり、正直に言えば、選手のポジションや試合の状況、チームのサッカースタイルによってもその価値と役割は変わってくる。
例えば、遠藤や佐野のようなボランチ(守備的MF)のポジションの選手であれば、デュエル勝利数と勝率の高さは、相手にチャンスを作らせないための「前段階」、相手の前進やトランジションを止める局面に関与している指標と捉えることができる。直接的に勝敗に寄与しなくとも、試合に影響を与える重要な存在であることには変わりない。
「デュエル」を指標とする場合には、“量”と“質”の両輪で考える必要がある。“量”はデュエルの回数と勝利数。もちろん、デュエル回数の多さが常にチームの優位を示すわけではないが、少なくとも中盤の選手においては、攻守の要所に関与し続けていることを示す指標の一つになる。また、“質”は勝率。それだけ相手からボールを奪って、攻撃に繋げたりピンチを防いでいることとなる。「デュエル」という言葉の印象に引きずられるのではなく、勝敗に影響を与える“前提条件”として捉えるなら、その価値は“量”と“質”の両立によって測られるべきだろう。
■欧州2年目で新たな“デュエル王”に?

では、実態としてどうなのか。2024ー25シーズンからブンデスリーガのマインツでプレーしている佐野は、2年目の今シーズンは、デュエル勝利数でここまでリーグ2位(第13節終了時点)の数字を残している。なお、4位には堂安律(フランクフルト)もランクイン。日本人選手の「デュエル」の能力の高さが見て取れるだろう。
その佐野は、初の海外挑戦となった昨シーズンから“デュエル王”の片鱗を見せていた。『TheSports』のデータによれば、デュエル数は274回、勝利数は158回とのこと。勝率は57.67%となる。

2024ー25シーズンの佐野海舟のブンデスリーガにおけるデータ
デュエル数が最も多かったのは397回でドイツ代表FWティム・クラインディーンスト(ボルシアMG)。ただ、勝利数は167回で、勝率は42.07%に終わることに。勝利数が一番多かったのは、175回でFWフィリップ・ホフマン(ボーフム)。デュエル数は343回で、勝率は51.02%となる。
選手のポジションによってデュエルの性質は異なり、一概に順位づけをすることは難しいが、佐野のデュエル勝利数はリーグ3位、デュエル勝率が1位と考えると、前述の”量”と”質”の観点から見ても優れた“デュエル王”であると言って問題はないだろう。
■佐野の勝率は5大リーグの中でもトップクラス

では、2024ー25シーズンの欧州5大リーグのデュエル勝率はどれほどのものなのか。プレミアリーグで最もデュエルを行ったのはボーンマスのガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョで419回。勝利数は177回でリーグ2位だったが、勝率は42.24%となる。最もデュエル勝利数が多かったのはニューカッスルのブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスで189回。デュエル数は355回でリーグ3位となっており、勝率は53.2%。勝率だけを見れば佐野よりは低い状況だ。
ラ・リーガで最もデュエル数が多かったのは元スペイン代表MFルーカス・トロ(オサスナ)で335回。勝利数もトップで196回であり、勝率は58.5%と佐野を超えている。セリエAではカリアリのFWロベルト・ピッコリが最もデュエル回数が多い366回で、リーグ6位の145回勝利しており、勝率は39.62%。最もデュエル勝利数が多かったのはカリアリのDFジェリー・ミナで268回中176回、勝率は65.67%だった。リーグ・アンはリールのMFバンジャマン・アンドレで338回中178回の勝利となり、勝率は52.66%。デュエル数もデュエル勝利数もリーグ最多となっている。
このように、佐野の勝率は欧州5大リーグで見ても上位に位置している状況。”量”と“質”の観点から見ても、デュエルに秀でた選手であると言って良い。技術力に大きな差が出づらい現代サッカーにおいては、非常に価値が上がっていく選手と言える。現在はマインツの中盤で輝いているが、日本代表でもデュエルで輝きを見せており、更なるステップアップ、そして半年後に迫るFIFAワールドカップ26でも活躍が多いに期待される。
■W杯対戦国のオランダ人選手は?

ちなみに、FIFAワールドカップ26で対戦するオランダ代表の選手も見てみよう。遠藤と同じリヴァプールに所属するMFライアン・フラーフェンベルフは、237回のデュエルで137回に勝利。勝率は57.81%となっており、佐野とほぼ同等の数値を残している。中盤の主導権争いでは、激しさが増すことも考えられ、森保一監督がどういった戦い方を選択し、誰を起用するのかも注目だ。
今回のデュエルの記録を含め、サッカーとデータは切っても切り離せないもの。よりサッカーを楽しむ方法の1つに、様々なデータを見ることも含まれる。サッカーをデータでも楽しむことに興味がある方は「Data + Football」を一度チェックしてみてはいかがだろうか。
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By サッカーキング編集部
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