<セリエAは、代表ウィークを終えて第13節を迎えることで、シーズンの約3分の1を消化する。
序盤の話題を独占したのは、首位に立つローマの絶好調ぶり。リーグの開幕連勝記録を更新する10連勝を果たし、いまだに無敗をキープしている。25日に行われる第13節で、ホームにカリアリを迎えるにあたり、キャプテンのフランチェスコ・トッティやジェルビーニョら、快進撃を支えた選手達が負傷から復帰する可能性も出てきた。2試合連続ドローの中、役者の復帰によって再びエンジンが点火されるかどうかに注目が集まる。
今シーズンは首位のローマをはじめ、古豪の復活が印象深い。昨シーズン4位のフィオレンティーナは、今シーズンも5位を維持。大黒柱だったステヴァン・ヨヴェティッチを放出したが、マリオ・ゴメスやマッシモ・アンブロジーニら実力者を加える大型補強を敢行した。
ただ、チームの好調ぶりを支えるのは、何と言っても昨シーズン途中に加入したジュゼッペ・ロッシ。長く苦しんだひざの負傷から復帰を果たすと、離脱期間の鬱憤を晴らすかのように、大車輪の活躍を披露している。第12節終了時点で、全試合に出場して、得点ランクトップの11ゴールを記録。第8節のホームでのユヴェントス戦では、2連覇中の王者相手に圧巻のハットトリックを達成。自身初の3ゴールにより、4-2とフィオレンティーナにとって15年ぶりとなるホームでのユヴェントス戦勝利に大きく貢献した。
ロッシ擁するフィオレンティーナは、24日にウディネーゼとアウェーで激突。ウディネーゼは既に7敗を喫して10位となっているが、セリエA通算160ゴール以上を誇るエースのアントニオ・ディ・ナターレは健在。今シーズンもチームトップの4ゴールで、不振のチームで気を吐いている。
互いに信頼を置けるFWを擁するフィオレンティーナとウディネーゼ。勝利に導くのは、完全復活を遂げた万能FWの勢いか。それとも、円熟を迎えた百戦錬磨のベテランの切れ味か。イタリアが誇るエース対決は必見である。