2013.07.05

ポポヴィッチ「トレーニングの成果をリーグ再開後に皆さんにお見せしたい」/365日FC東京モバイル

 FC東京のポポビッチ監督を招いたトークイベント「ポポナイト」が6月27日、東京都中野区の中野ZEROで行われた。昨年に続く2回目の開催で、東京中日スポーツで評論記事「東京論」を執筆する元日本代表の前田治氏、フリーランスの三田涼子アナウンサー、東京サポーターのお笑い芸人ゆってぃ、東京中日スポーツの岩谷純一記者、Jリーグサッカーキングの青山知雄編集長が出演した。

 ポポビッチ監督はユーモアたっぷりのトークで場内の爆笑を誘う一方、J1得点ランキングで首位タイの9得点を挙げているFW渡辺千真(26)や、6月限りで退団が決まったFW李忠成(27)に対しては愛情あふれる真摯な言葉を口にした。またリーグ後半戦に向けて、力強く巻き返しを誓った。

「中断期間中の成果を見せたい」

ポポヴィッチ

三田:よろしくお願いします。さあ、それではさっそくですが本日のゲストのみなさんをご紹介していきましょう。まずは元日本代表FWで、サッカー解説者の前田治さんです。どうぞお入り下さい。

前田:こんばんは。

三田:それでは続きまして、TOKYO MX「FC東京魂!」でおなじみのゆってぃさんです。

ゆってぃ:どうも~。ワカチコ、ワカチコ(笑)。みなさん、こんにちは。いや、こんばんは、か。よろしくお願いします。

三田:続きまして、東京中日スポーツ「365日FC東京」担当記者の岩谷純一さんです。よろしくお願いします。

岩谷:よろしくお願いします。

三田:さあ、続きましては、Jリーグサッカーキング編集長の青山知雄さんです。

青山:こんばんは。よろしくお願いします。

三田:そして、お待たせしました。本日の主役にご登場いただきましょう。どうぞ拍手でお迎えください。FC東京のランコ・ポポビッチ監督です。どうぞお入りください。監督、きょうはよろしくお願いします。そして通訳の塚田さんもよろしくお願いします。

ゆってぃ:塚田さ~ん、塚田さ~ん!

三田:では、さっそくお座りいただいて、お話を進めていきましょう。さあ、きょうはこのメンバーで結構な大人数になりましたけれども、楽しく進めていきたいと思います。

 FC東京を長年取材したり、応援しているみなさんと、監督にたくさんの質問をぶつけながら盛り上がっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 リーグ戦の中断期間ということで、現在は小平グラウンドでの練習を行っているんですけど、その前に6月16日から22日まで新潟でのキャンプがありました。まずはポポビッチ監督、合宿や練習での手応えはいかがでしょうか。

ポポビッチ監督:まず最初に、みなさんにごあいさつしたいと思います。

(日本語で)「みなさんに会うのを楽しみに…してました」

(会場から盛大な拍手)

ポポ:非常に順調にトレーニングもできていますし、選手の状態もいいですし、ここまでプラン通りに来ていると思います。ただ、あとは再開後にしっかり試合に反映させていくっていうことが大切だと思います。ここでしっかりトレーニングした成果を、リーグ再開後にみなさんにお見せしたいと思います。

 あとは、この中断期間のときにけが人が出なかったというのも、うちのチームにとっては非常に良いことですし、けがをしていた選手も徐々に帰ってきて、チーム全員が揃いつつあるということも、うちにとっては非常にプラスになることだと思います。

三田:コンディションが一番気になるところですからね。それは何よりです。あと新潟でのキャンプということで練習の環境などはいかがでしたでしょうか。

ポポ:非常に素晴らしい環境で、みなさん温かく迎え入れていただいて、非常に良くしていただきましたし、サッカーに集中できる環境でしっかりとトレーニングを積めたと思っています。今回は十日町でやらせていただいたんですけれど、これまでもいろんなところでキャンプをしてきて、どこも素晴らしい環境でやらせていただいています。

 私も日本に長く住んでいるので、こういう素晴らしい環境、そしてサービスにもすっかり慣れて、驚くっていうことはなかったんですけど、今回も非常に濃い内容のトレーニングができたのは、やはり十日町のみなさんがサポートしてくださったおかげだと思っています。

 あとはやっぱり新潟という土地で食事も非常においしかったので、うちの選手たちもたくさんご飯を食べていましたし、たくさん食べることで私もハードなトレーニングをして、選手たちの体重を増やさないようにっていうこともできましたので、非常に良かったと思います。

三田:この中で、今回のキャンプを取材に行けたのはトーチュウの岩谷さんだけでしたが、キャンプの様子はいかがでしたか?

岩谷:7日間のうち、最初の2日間は天候に恵まれて、盆地特有の非常に強い日差しの中で練習が行われたんですけど、それ以外の5日間は曇りと雨という感じでした。先ほど監督も言ってましたけど、本当にハードなトレーニングをして、選手もかなり追い込んだっていう実感があったようです。

三田:結構ハードにやってましたか?

岩谷:はい。

ポポ:岩谷さんが結構ぽっちゃりしているのは気のせいですか(笑)

岩谷:十日町のサッカー協会の方に毎晩、おいしいお店を紹介してもらったので堪能してきました(笑)

三田:いいですね(笑)。まあ、その辺りの話は後ほどということで。まず練習の話をたっぷりうかがっていきたいと思うんですが、その前にきょうのゲストのみなさんとともに、今シーズンのFC東京のここまでの戦いぶりについて、少し振り返っていきたいと思います。

 前半戦と言いましても、まだ13節まで終えたところなんですが、ここまで6勝6敗1引き分けとちょうど五分の成績で現在は7位となっております。まず前田さん、今季ここまでのFC東京の試合をご覧になって、どのような印象をお持ちですか。

前田:そうですね。もちろんポポさんが満足している結果ではないとは思いますね。昨シーズン終盤で非常にいいサッカーをやって、それをベースに、今シーズンはさらに発展させようということで入っていったと思います。ボールを回すというベースは昨シーズンからできていたんですけど、なかなかそこから先のステップが、もう一段階上がらなかったかなと。まあ、最初は良かったんですけどね。ただ、片鱗はちょっと見せてくれているんで、今後に期待したいですよね。

ゆってぃ「僕は優勝を願ってますから」

ポポヴィッチ

三田:続いて、ゆってぃさん、いかがでしょう。

ゆってぃ:あの~、僕もちょっと似ているんですけど、前半というか、最初の方はすごくいい勝ち方をいっぱいしていたんで、これはあるぞ、あるぞ、今年は優勝あるぞと思ったら、ちょっとズルズルズルズル、おや、おや、って空気に一回なったじゃないですか。

三田:ちょっと連敗もありましたから。

ゆってぃ:簡単に言えば、湘南戦ですか。

三田:あ~、あれは一番悔しかったですねぇ。

ゆってぃ:あの辺で、ちょっとおやっと思ったんでね。でも、これからですから。僕はまだ狙ってますよ、優勝。僕が狙っているわけじゃないですけど、僕は優勝を願ってますから。

三田:特に印象的だった選手は。

ゆってぃ:やっぱり渡辺千真選手じゃないですかね。(ペナルティー)エリア外から打って入れるってことは、エリア内に入ったら、倍になるわけじゃないですか。勝手なこと言ってるだけですけど、だから今は18点だと思っています、僕は。

三田:難しいゴールを決めてということで、9×2ってことですか?

ゆってぃ:はい。そういうことです。

三田:じゃあ、得点ランキングで断トツということですね。

ゆってぃ:そうですね。クリスティアノ・ロナウド、メッシあたりになるんじゃないですかね、本当に。

(場内が微妙な空気に)

三田:はい。ありがとうございます(苦笑)

ゆってぃ:ものすごく、軽く流しましたね(笑)

三田:もうちょっと会場のみなさんが笑ってくれるかなと。

ゆってぃ:会場のみなさんは、僕には付いてこようと思ってないので大丈夫です。

三田:放置っていうことで。

ゆってぃ:大丈夫です。

(場内から拍手)

ゆってぃ:すみません。ありがとうございます。

三田:ありがとうございます。さすが東京サポーター、優しいです。さあ、そしてどんどん聞いていきましょう。岩谷さん、毎試合、そして練習も取材している立場から、今季ここまでの東京はどうですか。

岩谷:ここまで13試合終了して、去年と比べると、去年は13試合で15ゴールで、今年は24点取れている。点を取れていることはポジティブにとらえられると思います。

三田:去年と比べると、なるほど。おおむね、なかなかいいんじゃないかという感じですか?

岩谷:あとは、後半戦に向けてはやっぱり失点をなくすということだと思います。

三田:守備の面でちょっと課題もあると。

岩谷:はい。そうですね。先ほど湘南戦の話もありましたけど、そういうところだと思います。

三田:そして、青山さんは長年取材されていますけど、いかがでしょうか。

青山:そうですね。チームとしてみると、ちょっと勝ちきれないというか、勝負強さをもう少し見たかったなとは思います。その中でも目立った活躍をしたというか、成長した選手というのが多くいたなと。さっき、千真選手のことも出ましたけど、またヨネ(米本)の足が伸びるようになってきたなと思います。

三田:おーっ、ビヨーンと。

青山:はい。そう思います。あとは梶山に代わって東くんが入って、トップ下でずっと動き回ることによって、チーム全体のサッカーにも動きが出てきたと思います。去年まではどうしても梶山とルーカスというところが攻撃のスイッチだったように思うんですけど、そこに東くんが入ったことで、スイッチ、起点になるところが増えたなと。チームの攻撃がもう一歩進んだステップに移ったのかなと思います。全員でパスを回して、攻めるっていうことを考えると、いい方向に進んでるんじゃないのかなと思いました。

三田:新戦力がいいアクセントになっていると。

青山:そうですね、はい。

千真の活躍は彼の努力のたまもの

三田:みなさんのそういったご感想を踏まえて、監督にお話をうかがっていきたいと思います。まず前線のメンバーは去年から入れ替えがあったんですが、東選手や李忠成選手ら新戦力の活躍はどのようにご覧になりましたか?

ポポ:非常にいい働きをしてくれたと思っています。ここまで期待していた通りに、もしくはそれ以上だったと思います。この短期間でチームにしっかりフィットして、自分の力を出すって言うのは簡単ではないですから、そういった意味で特に慶悟(東)に関しては、非常に期待以上のものを出してくれていると思います。

 やっぱり彼の動きで、周りが生きるっていうこともありますし、そういう見えないところでの貢献も非常に大きい選手だと思います。チームの雰囲気にもすぐになじんで、まるで昔からうちのチームにいたような存在になっています。千真もアーリアも宏介もFC東京で育った選手ではなくて、他のチームから来た選手ですけど、彼らもしっかりチームに溶け込んで、チームの雰囲気をつくる側になっていることも去年とは違う点だと思っています。


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