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<5分で分かるメキシコ代表>北中米屈指の実力国メキシコ、五輪金メダルメンバーが9選手登録

2013.06.14
メキシコ代表

◆メキシコ(北中米・カリブ海代表)
FIFAランク:17位(6月6日発表)
日本との国際Aマッチ対戦成績:2勝0分1敗
日本戦開催日時:6月23日キックオフ(日本時間)

◆北中米屈指の実力国メキシコ、五輪金メダルメンバーが9選手登録

 ワールドカップで5大会連続ベスト16と安定した実績を残す中南米の雄、メキシコ。昨夏に行われたロンドン・オリンピックでは、同国史上初の金メダルに輝き、来年のブラジル・ワールドカップでは、自国開催だった1986年大会以来となる7大会ぶりのベスト8入りを狙う。

 コンフェデレーションズカップでは、開催国だった1999年に初優勝を成し遂げ、今大会では5大会ぶりの大会制覇を目論む。メンバーには、ロンドン・オリンピックを戦ったジオバニ・ドス・サントスやハビエル・アキーノら9選手が登録された。日本にとっては、ロンドン・オリンピックの準決勝で1-3と逆転負けを喫した相手。勝ち越し点となるミドルシュートを叩き込んだオリベ・ペラルタもメンバー入りするなど、因縁浅からぬメンバー構成となった。ドス・サントスやマンチェスター・Uで香川真司と同僚のハビエル・エルナンデスら、欧州組は6選手のみで、他は全選手が国内リーグでプレー。ただ、国内組の多さは実力の問題ではなく、資金が潤沢なクラブが多く高年俸を保証されているため、国内にとどまる選手が多いことが背景にある。

 メキシコは伝統的なショートパスを多用するプレースタイルとともに、過去にもウーゴ・サンチェスやハレド・ボルヘッティ、クアウテモク・ブランコと、実力派のストライカーを多く輩出。今回もハビエル・エルナンデスが、テクニカルなパスサッカーを結実させるフィニッシャー役を担うことになる。

 日本は過去に3戦しているが、初対戦だった1996年のホーム戦で3-2と下したことが唯一の白星となっている。今回同様に、ワールドカップ出場を決めて臨んだ2005年に行われたドイツでのコンフェデレーションズでは、初戦で激突。柳沢敦のゴールで先制したが、2失点を喫し、1-2と逆転負けとなった。体格やプレースタイルで似通った点が多く比較対象にもなりやすく、ワールドカップの1年前での対戦は、チームの実力や世界での立ち位置を測る上でも、絶好の試金石となるはずだ。

◆基本システム・メンバー
4-4-2
GK:オチョア
DF:メサ、ロドリゲス、モレーノ、トーレス・ニロ
MF:アキーノ、サバラ、サルシド、グアルダード
FW:エルナンデス、ジオバニ・ドス・サントス

◆キープレーヤー
FW|ハビエル・エルナンデス(25歳|マンチェスター・U)
マンチェスター・Uでは香川真司とチームメートで、「チチャリート(小さいえんどう豆)」の愛称で知られる生粋の点取り屋。左右両足から放たれるシュートや175センチという身長ながらヘディングでのゴールも多く、多彩なゴールパターンを持つ。21歳で代表デビューを果たし、22歳で出場した2010年の南アフリカ・ワールドカップでは2ゴールを記録した。今シーズン、クラブでは控えが多かったが、チーム3位の10ゴールと、自慢の得点力は薄れていない。

MF|ジオバニ・ドス・サントス(24歳|マジョルカ)
バルセロナの下部組織で育ち、2007年に18歳でリーガデビューを果たした個人技に優れた天才肌のアタッカー。代表でも同じく18歳で初出場を果たして、南アフリカ・ワールドカップでは、全4試合にフル出場してベスト16入りに貢献した。ロンドン・オリンピックも決勝戦こそ欠場したが、5試合で3ゴールを挙げ、金メダル獲得へチームをけん引した。今シーズンに在籍したマジョルカでは、従来の個人技に加え、献身的なプレーも身に付け、成長を見せた。

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