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【福岡大スポーツ】 清武2発!! 福大開幕白星発進!!

2012.04.10

九州大学サッカーリーグ1部 第1節  (島原市営平成町多目的広場B)
福岡大学2-1久留米大学
[福大]=清武2  [久大]=熊澤
公式記録はこちらから 
 


 後半途中出場ながら2ゴールの8清武(左) 
                                                      

 2年ぶりのリーグ戦タイトル奪還に向けた戦いがいよいよ始まった。昨年2位の福岡大学は、開幕戦で今季から1部リーグに昇格した久留米大学と対戦。怪我の為MF清武(4年=大分U-18)、FW山崎(2年=玉野光南)といった攻撃の要がスタメンから外れる。代わりに、MF平田(3年=高川学園)、前鶴(2年=神村学園)を起用。両サイドバックには伊賀上(3年=筑陽学園)、金橋(3年=松山北)が公式戦初のスタメン入り。ルーキーのMF稲葉(1年=立正大湘南)も開幕戦から堂々とスタメンに名を連ねる等、経験の浅い若手選手にとってアピールするチャンスとなる試合になった。

 試合は前半から福岡大ペースで進む。パスをサイドから繋ぎ常に相手陣内でボールを保持する。しかし、試合会場の島原はピッチコンディションが悪く強風が吹き荒れていた為、風上に立たされた前半はボールを落ち着かせる事に苦戦。ゴール前でのフィニッシュの制度やラストパスに精彩を欠いてしまう。ボール支配率で圧倒していた福岡大だが多くのチャンスをモノに出来ないまま前半の30分が過ぎてしまうと、37分、久留米大にCKから熊澤にシュートを撃たれる。GK藤嶋(3年=大津)は反応するも、不運にもはじいたボールがポストに当り先制点を奪われる。まさかの失点に追いつきたい福岡大だったが、田中(4年=福岡U-18)や岸田(4年=大分U-18)が積極的にシュートを放つも風の影響でバーの上を通り越してしまう。縦パスで前へ繋ごうとするも、相手にカットされなかなかボールをキープ出来ない。結局0-1とリードされたまま前半が終了。福岡大にとって不運な45分間となってしまった。

 後半、福岡大はMF平田に代え清武を投入する。清武投入により徐々に攻撃のリズムを掴むも、相手の積極果敢な守備になかなか得点が奪えない。しかし、後半12分、田中のシュートはポストに跳ね返されるもこぼれ球を清武がゴールネットに叩き込み同点に追いつく。前がかった隙を相手に狙われカウンター攻撃を浴びるも、牟田(4年=筑陽学園)を中心とした硬い守備で相手の攻撃を跳ね返す。後半20分には、MF山浦(1年=筑陽学園)、右サイドハーフに岡田(2年=西京)を投入し、攻撃の形を作るもなかなかゴールマウスを割る事が出来ない。このまま引き分けかと思った後半41分。稲葉がドリブル突破から中央に空いたスペースにパスを出すと、最後はまたしても清武がチームを救う決勝ゴールを決め逆転に成功する。苦しみながらも福岡大が格下相手に開幕戦を白星で飾った。

 


試合後ハイタッチをかわすイレブン                                                                                                                      

[試合後コメント]

乾 真寛 監督
―開幕戦を振り返って―
オフの期間中、Jリーグのキャンプや選抜に参加する選手が多数いた為、選手個々のレベルは上がった。しかし、その半面、故障者や調整不足の選手もいる事でなかなかチームとして仕上がらなかった。そのため前半は攻撃が雑になり、マイボールが繋がらず点が取れなかった。後半はある程度形になったが、早い時間帯に追いつきたかったので清武を投入した。最後は経験の差でウチが勝った。初戦という事で選手に硬さがあり、グラウンドコンデションや強風の影響も大きい。反省というより次に向け仕切りなおしたい。

―今日の試合の収穫について―

途中出場の山浦。(1年=筑陽学園)いきなりの出場にしては勢いのあるドリブル突破など思い切りが良かった。

―1年生ながらスタメンフル出場の稲葉について―
稲葉に関しては、前後や縦への運動量やマイボールを繋ぐ力は魅力的な選手。1年生だけど試合に出る出ないの次元で考えていない。もっと高いレベルを要求している。背番号10番は期待の表れ。


―今後の展望―
故障者や調整不足の選手もいるので、無理はさせない。開幕から2試合はエンジン全開とはいけないだろうがなんとか前半の山場である5月の鹿屋戦までは乗り切りたい。それまではフレッシュな1・2年生を試していきたい。


今シーズンから主将を務める4牟田(中央)

 

DF 牟田 雄祐 主将 
―キャプテンとして初めて臨んだゲームの感想―
今年のチームは経験者が少ない分、チームを代表してひっぱって行き、頼られる存在になりたいと思っていた。
今日の様に苦しいチーム状況の中でキャプテンになり初のゲームで勝てて良かった。
 
―今現在のチーム状況について―
3月に開催されたフェスティバルでチームの結果がなかなか出なくて、チーム内でも後ろ向きの言葉やプレーが見受けられた。自分は怪我で試合には出れなかったが、チームの雰囲気作りの為に前向きな言葉をかける様意識した。
ここにきてチームの雰囲気は良くなってきている。
 
 
文 金縄 洋右
写真 和宗 良太・八尋 政哉

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