2014.12.05

【インタビュー】人気サッカーゲームアプリのプロデューサーが明かす2蹴年の全貌と新機能

『BFB』のプロデューサーを務める阿部淳さん

【飛躍の契機となったCM展開】

――2014年12月に『バーコードフットボーラー(以下BFB)』が2蹴年を迎えます。まずは改めて、2年目の歩みについて教えていただけますか?

阿部 まずはCM展開ですね。初のテレビCMで中村俊輔選手(横浜FM)を起用させていただけたことは印象的な出来事です。それまでも様々なタイアップを行いましたが、実際に選手とお会いし、直接的に何かを行うのは初めてに近かったのでとても興奮しました。CMは15秒や30秒、長くてもメイキング映像の1分程度あれば撮れ高としては十分なんですが、「情熱大陸」ができると思えるほど中村選手がキーコメントを話してくれたことも光栄でした。また、ゲーム内においても中村選手の登場により、初めて日本人選手でレア度最高☆7のS選手を生み出せました。監督さん(ユーザー)からの反響も大きく、その後の展開につながりましたね。

――中村選手のCMが2014年の様々な施策のきっかけになったんですね。

阿部 初CMが好評で、当初予定していなかったブラジル・ワールドカップ(以下W杯)期間でもCM展開を実施できました。ただ、まさか遠藤保仁選手(G大阪)に出演していただけるとは個人的にも衝撃的でした。現役W杯出場選手とタイアップし、W杯期間中にCM放映できたことは本当に光栄でした。残念ながらW杯は残念な結果でしたが、撮影時に「目標は優勝すること」と語ってくれた遠藤選手の目や表情が本気だったことは、とても印象深いです。その“本気”に心を打たれましたし、その想いを日本中に届けたいと思い、あのCM放映に至りました。

――遠藤選手のCMはW杯への期待感も高まりましたし、印象的でした。

阿部 ありがとうございます。我々としては、ケツメイシさんに楽曲を提供いただいたCM曲「MADE IN JAPAN」もお気に入りです。候補曲はいろいろありましたが、スタッフ全員が一目惚れしたというか、タイトルや歌詞を含め、W杯に臨む遠藤選手にピッタリの曲だったので、「MADE IN JAPAN」を流せたことも非常にうれしかったです。

――CMと言えば、「サッカーが大好きです」篇も印象的でした。

阿部 そうですね。様々なサッカー関係者の方に出演いただいて、とても思い出深いです。浦和レッズレディースの猶本光選手の撮影時には、あまりに綺麗で正直ドキドキしちゃいました(笑)。また、東京ヴェルディユースの中野雅臣選手を始め、町田ゼルビアや横河武蔵野FCの小学生や中学生にも出演いただき、若い選手ならではの純粋なサッカーへの気持ちに感銘を受け、もっと新しい形で広めたいと思いました。それがサッカーキングさんと一緒に取り組んだVineを使った「サッカー大好き動画投稿キャンペーン」につながったんです。今後もサッカーが好きという思いを様々な形で広げられればと思いますし、ゲーム内でも表現していきたいです。

【変革したゲームシステムと幅広いタイアップ】

――そのゲーム内でも2014年は大きな変革がありました。

阿部 はい。一番はディビジョン2(新サーバー)の新設ですね。これは大きなターニングポイントでした。『BFB』はどんどんコアなゲームになり、コア層とライト層の差が大きく開いていたので、もっとライト層やミドル層の監督さんにチャンスを広げたいと思っていたんです。ディビジョン2を導入したことで、ディビジョン1に強者が集い、ディビジョン2はライト層やミドル層でも楽しめる場として受け入れていただけました。現在ではライト層のチャンスが増加し、コア層についてもOS統合によって対戦相手が増え、ディビジョン1全体のレベルが上がることで『BFB』の深い面白さをさらに追求いただけるようになりました。

――新たなディビジョンの開発で、遊び方も大きく広がったんですね。

阿部 ただ、反省点もあります。OS統合やディビジョン新設を同時期に行ったことで、初期段階で様々な障害が頻発しました。期待していただいた分、失望させてしまったと思いますし、もっと早く対応策を打てた可能性もありますので、その点は申し訳なく思っています。お詫びのキャンペーンもやや遅くなりましたので、今後の開発ではさらに万全を期し、今回の反省を生かしていきたいと思います。

――新しい取り組みとしては、初めてクラブとのタイアップも実施しました。

阿部 チェルシーFCとのタイアップですね。素晴らしい一流選手と数々コラボさせていただきましたが、やはりクラブというのは特別で、すごく光栄でした。『BFB』は“架空”ですが、その『BFB』をチェルシー公式SNSで紹介いただけたことはうれしかったです。また、初めて現役監督をゲーム内に登場させられた点も印象的です。以前、フィリップ・トルシエさんにも登場いただきましたが、キャラクター要素が強かったので、今回ジョゼ・モウリーニョ監督をスーツ姿の選手として制作できたのは喜びでした。スーツ姿のインパクトに加え、能力も高いので、今でも大人気ですよ。

――「ワールドサッカーキング」とのコラボも話題になりましたね。

阿部 楽しかったですし、特に表紙と裏表紙が連動したビジュアルは反響も大きかったです。香港でも評判が良く、同じような形の本を制作したほどです。サッカーキングさんやHUBさんと、今までにないコラボも実現できましたし、本当に面白い取り組みというか、我々も楽しめるタイアップになりました。

選手以外にも、こだわりのタイアップを次々と実現

――その他にも、2014年はタイアップが目白押しでした。

阿部 そうですね。ロビン・ファン・ペルシー選手やポール・スコールズさん、スティーブン・ジェラード選手など、多くの有名選手とタイアップできました。面白いなと思ったのは、例えばファン・ペルシー選手がブラジルW杯のスペイン戦でスーパーヘッドを決めた時など、ゲーム内や自分のチームにいる選手が活躍すると、つい「おぉ! 我らのファン・ペルシー!」と勝手に盛り上がり、いつも以上に熱くなることです(笑)。もしかしたら監督さんもそうかもしれませんが、タイアップを通じて新たな楽しみが生まれました。

――なるほど(笑)。確かに、タイアップで登場した方々の活躍は目覚ましいですよね。

阿部 はい。ドゥンガさんはブラジル代表監督になり、アレッサンドロ・ネスタさんはインドリーグで現役に復帰。そして、スコールズさんはテレビで毒舌を吐いて新境地を開拓しました(笑)。現実とリンクさせて楽しめるので、様々な形でタイアップできたことはすごく有り難かったです。もともと現実のサッカーと接点を持ちたいという思いで『BFB』を作ったのですが、それを少しずつ実現できているかなと感じます。3蹴年に向けて、さらにアクセル踏んでいきたいですね。

――サッカー選手以外に、映画や漫画ともタイアップを行いましたが、最も印象的なタイアップは何ですか?

阿部 一つはエイプリルフール特別企画の「おばちゃん(浅見千代子さん)」ですね。ギリギリまで「おばちゃん」を登場させるか悩みましたが、昨年に続くエイプリルフール企画として何かしなければと思いましたし、「おばちゃん」なら喜んでいただけると思って決断しました。初めての女性キャラクターが「おばちゃん」というのがウチらしいかなと(笑)。

――遊び心が入っている点が『BFB』らしいですよね。

阿部 あと、個人的には『超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田』も印象的です。これまで、我々30代のおじさんが好きなサッカー漫画として『シュート!』や『GIANT KILLING』とコラボしました。『リベロの武田』については、知らない若い方もいるかもしれませんが、おじさんはみんな知っています(笑)。個人的な思い入れもありますし、子供の頃に読んでいた漫画のキャラクターをゲーム内に登場させられたのは本当にうれしかったです。

――映画とのタイアップも印象的でした。

阿部 そうですね。コラボレーションによって『ゴール・オブ・ザ・デッド』、『ネクスト・ゴール』という素晴らしい映画をサッカーファンに届けるお手伝いができたことは楽しかったですし、やりがいも感じました。実は、私は以前に映画情報サイトを運営していたことがあるので、昨年の『のぼうの城』も含め、映画とのコラボは感慨深かったですね。

【徹底したこだわりと世界進出への自信】

――幅広いタイアップを実施していますが、そのアイデアはどう生まれるんですか?

阿部 アイデアというより、監督さんを驚かせたいという気持ちですね。いい意味で驚かせたいと思っているんです。一見こだわってなさそうですし、「何これ」と思う方もいるかもしれませんが、実はこだわって厳選したタイアップを実施しています。我々スタッフも30代が多いので、基本的には同世代の方々が驚き、喜んでくれるものと考えていますが、だんだんサッカー関連だけでは難しくなってきました。ですから、今後はサッカーという枠を飛び出し、単純に面白いと思っていただけるものをゴールとして取り組んでいこうと思っています。正直、我々自身もどこを目指しているのか分かりませんが(笑)、いい意味で監督さんの期待を裏切ることにチャレンジしていきたいです。

――さらに面白いタイアップが生まれそうですね。ただ、そういったゲームらしい楽しさとサッカーらしい醍醐味のバランスを保つのは難しい作業ではないかと思います。

阿部 スマホは決して広いフィールドではありませんし、様々な制約もあります。その中で我々としては、いかにデフォルメしてサッカーを取り込むかにこだわっていますね。『BFB』では選手の等身がデフォルメされていますが、それは選手の顔をより分かりやすくするためです。タイアップさせていただいた有名選手たちが監督さんのチームに加入するので、顔や雰囲気をより似せて、カッコ良さというか、加入してうれしい選手にデフォルメできるように、クオリティーには相当こだわっています。

――確かに、選手のクオリティーやインパクトは他ゲームにはない魅力ですね。

阿部 あと、サッカーそのものをいかにデフォルメするかにもこだわっています。その一つの例が「代表戦」です。最も心掛けたのは自分が選抜する楽しみと、自分が選ばれる楽しみをいかにデフォルメして導入するかでした。それを選手のレンタル制度を採用することでフレンドの選手を選ぶ楽しみと、自分の選手がフレンドに選ばれる楽しみを同時に入れることができました。また、「代表戦」の勝点制度も、サッカーらしい緊張感を持たせる意味でデフォルメして搭載しました。勝点1や得失点差1にこんなにドキドキすることはJリーグや日本代表でも限られた場面しかありませんが、『BFB』では毎週味わえちゃうんです(笑)。私もよく勝点1や得失点差1に泣きますし、こんなに他チームの結果を気にするっていうのも『BFB』ならではだと思いますね。他チームの結果によって自分の順位が変わるので、「代表戦」終了間際は何回もリロードして結果を追い続けちゃいます(笑)。そういうサッカーらしさというか、サッカー独自の緊張感や盛り上がる瞬間をうまく表現できたことは本当に良かったなと思いますね。

――「代表戦」終了間際の緊張感はものすごいですからね(笑)。また、ストイックさもユーザーの中では話題ですよね。

阿部 そうですね。CM撮影時に、中村選手からも「練習がストイックでサッカーっぽいね」と言われました(笑)。そこは申し訳ない部分でもありますが、練習の見返りとして勝利があるというか。練習が過酷な分、勝利の喜びは普通のゲームの何倍もあると思います。監督さんによっては、練習でくじけてしまう方もいるかもしれませんが、その苦しさや過酷さを乗り越えて勝利する喜びっていうのは、本当にスポーツに近いと思いますね(笑)。

――「代表戦」で優勝を勝ち取った時の達成感は、スポーツ以上ですよ(笑)。

阿部 そうかもしれませんね(笑)。また、サッカーらしいカッコ良さも表現したいと思っています。その中でもPVには徹底的にこだわっていますね。本業とは違うんじゃないかという声もありそうですが、我々としては大事だと思っていますし、すごく気持ちを入れて作っています。スタッフも応えてくれて、毎回PVのレベルが上がっていると思います。今公開しているレオナルド選手&ジョルジーニョ選手のPVもお気に入りです。特にレオナルド選手の映像の終盤では、有名な“あのシーン”も表現しています。そういったこだわりは他に負けません。サッカーの様々なカッコ良さを取り入れていきたいと思っているので、ぜひPVにも注目していただきたいですね。

――香港のAPP StoreやGoogle Playでトップセールスを記録しているとおり、『BFB』は海外でも人気を博していますが、国内外で支持される理由は何でしょうか?

阿部 『BFB』は少しハードルが高いというか、カードタイプのような簡単なゲームではないかもしれません。ただ、ある程度プレイして理解いただけたら、より深い面白さが味わえます。また、サッカーらしさも追求しているので、先ほども話したとおり「代表戦」では“勝点1の重み”が味わえます。W杯予選やW杯以外に、勝点1の重要性を感じるのは『BFB』くらいじゃないですかね(笑)。そういった我々のこだわりがサッカー好きに届いているのかなと。香港やタイなど、より多くダウンロードしていただいている国は、もともとサッカー好きな国民性だったりするので、現地スタッフの頑張りに加え、サッカーが好きな素養も絡まって人気に結びついているのかなと感じます。

――11月下旬にはAndroid版も世界約140カ国への配信がスタートし、いよいよ本格的な世界進出となります。世界に『BFB』を届ける上でどんなイメージを描いていますか?

阿部 サッカー好きな方に届ける自信はあるので、アジアに始まり、今度はヨーロッパや南米という本場にもしっかり届けたいですね。あと、まだ先の話ですが、『BFB』のグローバル全体で何かイベントを実施できればと考えています。イメージは「代表戦」を使った企画なのですが、まだ固まりきってはいません(笑)。実は、「代表戦」は高校サッカーをモチーフにしていて、ホームタウン大会から始まり、県大会、関東大会、全国大会と勝ち進んでいきます。ですから、そのイベントについてもW杯じゃないですけど、国や地域を勝ち抜き、最終的には世界を目指すようなことができれば面白いかなと思いますね。

次ページ:2周年で大変革

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来年1月から導入予定のリアルタイムトーナメント

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チャット機能「Lobi」でゲーム内で交流が可能に

【新たなBFBへ大型アップデート】

――今後も楽しみが広がりそうですね。そして、その第一歩が2周年記念イベントですね。

阿部 はい。1蹴年時よりも大型なアップデートと、様々なキャンペーンを用意しています。2蹴年にふさわしい“お祭り”になると思うので、期待していただきたいですね。

――具体的にはどんな内容になるのですか?

阿部 いくつかありますが、大きなテーマとして、もっと監督さん同士が交流できる『BFB』にしたいと思っています。そのための新要素として「リアルタイムトーナメント」を来年1月中旬~下旬に導入予定です。これは最大8人で戦うトーナメントなんですが、現実の友人を集めてもいいですし、ゲーム内のフレンドと対戦してもいいです。これの導入でコミュニケーションの幅が一気に広がると思います。また、面白い機能として、トーナメントに参加する際にゲームアイテムの「トレーニングサプリ」をBetできるようになっていて、優勝した監督さんはみんなが賭けたトレーニングサプリを総取りできるんです。

――アイテム総取りですか。かなり盛り上がりそうですね。

阿部 はい。参加人数は「2人」、「4人」、「8人」、レギュレーションも「無制限」、「☆60制限」、「バーコード限定」の中から選択できるので、得意な設定や好みの条件でトレーニングサプリ総取りを狙っていただきたいです。レギュレーションについては、いずれは☆制限を1単位で調整できるようにカスタムして、様々なレギュレーションで楽しめるものに改良していきたいと思っています。

――トーナメントはどのように運営するんですか?

阿部 まず誰か一人がオーナーとなり、トーナメントを作成します。そこでトーナメントIDが発行されるのですが、他の監督さんにIDを知らせるだけでは直接的な参加には結びつきません。そこで、メンバー募集やコミュニケーションのツールとして「Lobi」というチャット機能を搭載することにしました。チャットを通じて参加者募集を監督さん自身に行っていただくことで、リアルなコミュニケーションを楽しんでいただければと思います。

――チャット機能があれば、幅広い交流ができそうですね。

阿部 今まで『BFB』はコミュニケーションがとりづらいゲームでした。すごいなと思ったのは、ある監督さんがレベル100になった時、フレンドがバーコード選手をプレゼントしたのですが、その選手は「レベル100おめでとう」という名前で、フレンドの方は祝福メッセージを送るためだけに、バーコード選手に名前をつけて贈ったんです。とても素敵な話ですが、逆に言うとそれぐらいコミュニケーションが取れない恐ろしいゲームだったんです(笑)。

――なるほど(笑)。

阿部 監督さんの中にはブログを接点に、みんなで集まってオフ会を開催されている方もいらっしゃいます。一度、監督さんを真似て我々もオフ会を開き、手書きのトーナメント表を作って遊んだことがあるんですが、リアルな場で勝敗がつくので本当に面白かったんです。でも、そういう場をわざわざ監督さんたちに作っていただくのは申し訳ないですし、それは我々がシステムとして用意すべきものです。そういった意味でも、今回「リアルタイムトーナメント」や「チャット機能」を導入しようと考えました。新しい『BFB』仲間を作っていただいたり、一度は離れた友達に「また一緒に遊ぼう」と呼びかけるきっかけになるとうれしいですね。

――『BFB』の輪が広がっていきますね。

阿部 はい。その中で、ぜひお願いしたいことがあります。『BFB』をずっと続けてくださっているベテラン監督さんたちは、チャットを通じて新人監督さんに様々なアドバイスを授けてあげて欲しいんです。それがコミュニケーションのきっかけになりますし、新人監督さんがゲームを深く楽しめる第一歩になりますから。もちろん、我々がもっと分かりやすいゲームにしなければいけないのですが、監督さん同士の情報交換によって『BFB』はさらに楽しめると思うんです。ぜひ積極的に話しかけていただきたいですね。

――コミュニケーションが図れれば、対戦もさらに熱くなりますしね。

阿部 そうですね。例えば、友達同士の対戦は「一緒にやって盛り上がりたい」とか「アイツには負けたくない」とか一味違う魅力があります。また、ゲーム内の有名チームや強いチームに挑むこともチャット機能を使えば可能になります。リアルタイムという名称どおり、みんなが一斉に試合を行うので、会話をしながら臨場感や緊張感も味わえる。きっと『BFB』の新しい楽しみになると思います。

――今から楽しみですね。

阿部 ありがとうございます。ただ、懸念点もあります。最近、監督さんからSNSを使ったグループ単位の不正疑惑に関する問い合わせが数多くあります。実際にあるかどうかは確認できないのですが、監督さんが言うとおり懸念はありますので、防止策の開発を進めています。チャット機能は来年1月に導入予定なので、それまでにグループで連係して勝ちやすくするというような行為はできないように改修します。

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“あの選手”らしい新スキル「カットインシュート」が導入予定

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開発中の新スキル「スプリント」のイメージ画

【新スキル登場でゲームバランスが変化】

――「リアルタイムトーナメント」以外にも、2蹴年の目玉はあるんですか?

阿部 もちろんです。実は、「カットインシュート」と「スプリント」という新たなスキルを導入しようと思っています。まずカットインシュートは、これまでいなかった“あの選手”の登場に合わせて開発しました。ヒントは……「ネッス」という名前。きっと分からないと思いますが(笑)、彼らしいスキルを導入したいと考える中で誕生しました。「スプリント」については、ゲーム内でサイドバックの存在意義が薄れているので、彼らにチャンスを与えたいと思って導入を決めました。スプリントは、ただ駆け上がるだけでなく、チームメートとパス交換をして縦の動きで局面を打開するので、かなり重要なスキルになると思いますよ。

――なるほど、サイドの重要性が一気に増しそうですね。

阿部 今はあまりにも冷遇されていますからね(苦笑)。新スキルと同時に、新しい試合シーンも追加されますので、『BFB』は新しく生まれ変わります。ぜひ、期待していただきたいですね。

――生まれ変わるということはゲームバランスも変わるのでしょうか?

阿部 そうですね。新スキルを追加するので、ゲームバランスについても調整が必要になります。ただ、そのかわりに先発11人分のミサンガをプレゼントしますので、能力の配分などを調整していただければと思っています。ゲームバランスについては、よく監督さんから「調整したでしょ?」と問い合わせをいただくのですが、一切していません。我々から告知した時しか調整は加えていないんです。ただ、そう思われる理由はあります。それは監督さんがすごく研究熱心で、時期によってトレンドが変わるというか、固定化されてしまう傾向にあるからです。フォーメーションに関しては、以前の3-2-2-3から、今は4-3-1-2が主流になりました。我々としては3-2-2-3が主流の時期に、様々なシステムで楽しめるよう、告知した上で一度調整をしたのですが、見事に4-3-1-2で固定化されてしまって……。やはり、固定されてしまうのはサッカーっぽくない状況なので、サッカーらしさを保つために改めてバランス調整をさせていただこうと思っています。

――監督さんによってトレンドが生み出されているんですね。

阿部 そうなんです。新しく選手やスキルが導入されると、それをどう生かすか、あるいは防ぐかを考え、とんでもなく強い選手が生まれたり、それを封じる特殊な戦術が編み出されたりします。うれしいことでもありますが、やはりフォーメーションや戦術を選べるというか、理想のサッカーも追求できるゲームでありたいと思っています。

――なるほど。新要素に新スキル、そしてゲームバランスと大きく変わりそうですね。

阿部 さらに、もう一つあります。「コーチ」という新アイテムの追加です。これは選手のレベルを上げるために必要な経験値を一定数上げるアイテムで、個人練習については「経験値2倍キャンペーンの期間中に参加できない」とか、単純に「キツイ」という声がよく寄せられるので、ご要望にお応えする一つの形として導入することにしました。ただ、「コーチ」は通常のゲーム内ではあまり手に入らず、全国に展開するネットカフェさんとの取り組みの中で配布を予定しています。例えば、ネットカフェさんに足を運ぶとランクCコーチが手に入る、といった形で考えています。

――選手の成長を助けてくれるアイテムは非常に有り難いですね。練習は本当にストイックですから(笑)。

阿部 もう一つ、監督さんからのリクエストが多かった☆7のS選手のトレードを解禁します。これは少し先になってしまうのですが、2月頃に改めて発表し、3月にスタートできればと現状では考えています。

――本当に目白押しですね。

阿部 もっとありますよ。11月にも行いましたが、12月12日の2蹴年時に再び選手枠を追加させていただく予定ですし、さらに細かいところではプレゼントボックスの選手情報を確認できるように改善します。より簡単にスキルや能力を閲覧できるようになるので、選手売却時の判断がかなり楽になるはずです。また、「ナイトカップ」の名称を「チャレンジカップ」に変え、大会日数や開催時間帯も調整して、より多くの監督さんがプレイしやすい環境になりました。もちろん、未発表のタイアップも数多く用意しています。必ず驚いていただける内容なので、ゲーム内の「NEWS」や、サッカーキングさんを始め各メディアさんの情報に注目してください。

――2蹴年を迎えて、さらに加速していくわけですね。

阿部 はい。2蹴年の前には前夜祭も開催します。昨年よりもパワーアップしているので、前夜祭を楽しみながら、2蹴年のアップデートを待っていただけたらうれしいです。また、2蹴年に向けて攻略本を発売する予定です。攻略本では、今までずっと温めてきた“あの人”が手に入ります。また新しいPVでは“辛口”でお馴染みのあの人にナレーターをお願いする予定なので、そちらも注目していただきたいですね。

――今回は独占インタビューですので、よろしければ、話せる範囲で2015年の展開についても少し教えていただけませんか?

阿部 そうですね……来年は1月からアジアカップが始まりますし、日本サッカーにとって今後を占う1年だと思いますが、『BFB』にとっても今後を占う年になると思っています。その中でキーワードを一つ挙げると、「リアル」です。それのために「リアルタイムトーナメント」を導入しましたし、今度はゲーム以外の“リアル”の場を増やしたいと考えています。いずれは『BFB』版アジアカップじゃないですけど、日本を飛び越え、アジアや世界規模のイベントを目指したいですが、その第一歩として来年は日本国内を巡るイベントに取り組みたいと思っています。全国の監督さんにお会いできたら最高ですね。

【感謝の印、☆7確定ガチャ登場】

――それは楽しみですね。それでは最後に、『BFB』ユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。

阿部 正直、スタート当初は2年も続けられるとは思わなかったので、本当にうれしく思います。これまで250万以上のダウンロードをいただき、すべての監督さんに感謝しています。ですから、2蹴年では「感謝」を一つのコンセプトに掲げ、様々なキャンペーンを実施させていただきます。大きな目玉としては、「2蹴年記念ガチャ」です。これは必ずレア度最高の☆7選手が当たるガチャで、ランダムではありますがS選手も登場させます。この2蹴年記念ガチャは「2蹴年記念ガチャチケット」1枚で1回引くことができるガチャで、このチケットの配布は2回を予定しています。つまり2蹴年にかけて2回チャレンジできますので、ぜひ強い選手を手に入れてください。もちろん我々の感謝の証としてはまだまだ足りないのですが、ささやかながら「感謝」の一つの形と思っていただければ幸いです。

――最高レアリティー選手が入手できるのは、これから『BFB』を始める人とってもうれしいですね。

阿部 はい。必ず☆7選手が出ますので、新米監督さんも、最近プレイしていない監督さんもチラッと帰ってきていただいたり、これまでプレイする機会のなかった監督さんもガチャを引くだけでもいいので、一度『BFB』に来ていただけたらうれしいです。その他にも、監督さん全員に楽しんでいただけるタイアップやキャンペーンをたくさん用意しています。2蹴年となる12月から1月、そして2月まで、様々な企画が目白押しです。あまりサッカーには関係ないのですが(笑)、ダンディーで有名な“狙撃手”が登場するお正月は特に必見です! 少しどこを目指しているか分からない『BFB』ですが(笑)、これからも純粋にサッカーが大好きな心を持ち続けるとともに、監督さんに喜んでもらえることを追求していきます。今後も監督さんの要望を汲み取り、より良い『BFB』にしていきたいと思っていますので、ぜひ2蹴年、それ以降も変わらずご愛顧いただければうれしいです。

『BARCODE FOOTBALLER(バーコードフットボーラー)』
サッカークラブの監督となり、選手を育て、戦術を選択し、世界一を目指す本格サッカークラブ育成ゲーム。スマートフォンのカメラで身近にあるバーコードを読み取ると3兆通りもの選手が生成され、バーコード毎に能力や表情の違った選手が登場する。また、本作はUnityでの開発により、家庭用ゲーム機レベルのハイクオリティーグラフィックを実現している。