6月8日に迫ったユーロ2012の開幕。“欧州最強国決定戦”を直前に控える今、大会に懸ける列強国たちの戦いを振り返ろう。彼らを知ることで、ユーロがより面白くなる!

■予選成績
GROUP I 1位
8勝0分0敗
5大会連続9回目の本大会出場
ディフェンディングチャンピオンは、8戦8勝、得点26、失点はわずかに6という圧倒的な成績で予選を突破した。FIFAランクでは1位に立ち、世界王者としての称号とともに史上初の大会2連覇を目指す。
バルセロナの選手と戦術をベースにした4ー3ー3の布陣を採用し、イニエスタ、シルバ、ブスケ、ピケと若く経験豊富なメンバーが先発に名を連ねる。サブメンバーもマタ、カソルラ、ファブレガスと実力者ぞろい。戦力の充実度は出場国中トップと言える。ダビド・ビジャ、カルラス・プジョルが負傷で欠場が決定した点は痛手だが、彼らの不在を感じさせない選手層であることは間違いない。
アルゼンチン、ポルトガル、イタリアと強豪相手の親善試合で黒星を喫してはいるものの、デル・ボスケ監督はこれらの敗戦で明らかになった課題をしっかり修正して本大会に臨んでくるはず。華麗なパスワークで相手を崩すスタイルの完成度は4年前、そして昨年のワールドカップ時より増している。間違いなく優勝候補の筆頭だ。
【次ページ】バルセロナでも攻撃のタクトを振るうが司令塔カギを握る
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DF
アルバロ・アルベロア
ジェラール・ピケ
セルヒオ・ラモス
ジョルディ・アルバ
MF
セルヒオ・ブスケ
シャビ
シャビ・アロンソ
FW
ダビド・シルバ
フェルナンド・ジョレンテ
アンドレス・イニエスタ
不安らしい不安といえば、欧州王者、そして世界王者に輝いたことで生まれるメンタル的な慢心や油断、あるいは達成感から来るモチベーションの欠如くらいだが、戦力的には大会トップクラス。ビセンテ・デル・ボスケ監督らを中心にメンタルコントロールが充実した形で行えれば、連覇という前人未到の快挙も見えてくる。