インハイ準々決勝で対戦した星稜と前橋育英 [写真]=安藤隆人
平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)の準々決勝が6日に行われ、星稜(石川)と前橋育英(群馬)が対戦した。
優勝候補同士の激突となったこの一戦。好カードの名の通り、白熱した激戦となった。
先に攻勢に出たのは前橋育英。12分、13分とチャンスを作ると、18分にはMF野口竜彦のスルーパスに抜け出したFW青柳燎汰が冷静に決め、前橋育英が先制をした。しかし、ここから今度は星稜が攻勢に出る。30分、左からのパスを受けたMF杉原啓太が、反転しながら鮮やかに左足を振り抜く。これがゴール右隅に突き刺さり、星稜がすかさず同点に追いつく。
1-1で迎えた後半も、両者一歩も譲らない展開に。白熱の一戦に終止符を打ったのは、エースの一撃だった。57分、ゴール前のこぼれ球をMF渡邊凌磨が落ち着いて決め、前橋育英が勝ち越し。これが決勝点となり、前橋育英が優勝した2009年以来、5年ぶりのベスト4進出を決めた。
前橋育英は7日に、準決勝で大津(熊本)と対戦する。
(取材・文=安藤隆人)
【スコア】
星稜(石川) 1-2 前橋育英(群馬)
【得点者】
0-1 18分 青柳燎汰(前橋育英)
1-1 30分 杉原啓太(星稜)
1-2 57分 渡邊凌磨(前橋育英)