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優勝候補同士の激戦…前橋育英がFW渡邊凌磨の決勝弾で星稜を下す

2014.08.06

インハイ準々決勝で対戦した星稜と前橋育英 [写真]=安藤隆人

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)の準々決勝が6日に行われ、星稜(石川)と前橋育英(群馬)が対戦した。

 優勝候補同士の激突となったこの一戦。好カードの名の通り、白熱した激戦となった。

 先に攻勢に出たのは前橋育英。12分、13分とチャンスを作ると、18分にはMF野口竜彦のスルーパスに抜け出したFW青柳燎汰が冷静に決め、前橋育英が先制をした。しかし、ここから今度は星稜が攻勢に出る。30分、左からのパスを受けたMF杉原啓太が、反転しながら鮮やかに左足を振り抜く。これがゴール右隅に突き刺さり、星稜がすかさず同点に追いつく。

 1-1で迎えた後半も、両者一歩も譲らない展開に。白熱の一戦に終止符を打ったのは、エースの一撃だった。57分、ゴール前のこぼれ球をMF渡邊凌磨が落ち着いて決め、前橋育英が勝ち越し。これが決勝点となり、前橋育英が優勝した2009年以来、5年ぶりのベスト4進出を決めた。

 前橋育英は7日に、準決勝で大津(熊本)と対戦する。

(取材・文=安藤隆人)

【スコア】
星稜(石川) 1-2 前橋育英(群馬)

【得点者】
0-1 18分 青柳燎汰(前橋育英)
1-1 30分 杉原啓太(星稜)
1-2 57分 渡邊凌磨(前橋育英)

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