2014.03.30

世界の“近さ”を感じる大会、小学生年代最高峰の戦いが開催

コパ・プーマ・トレーロスが東京都で開催

文=川端暁彦

 U-12の国際大会であるコパ・プーマ・トレーロスが、東京都のアミノバイタルフィールドを舞台に3月25日から27日にかけて開催された。

 同大会はU-12~U-8まで1歳刻みに分かれて開催されており、U-12部門はその頂点と位置付けられる大会。近年は主催のFCトレーロス・平野淳代表が「日本の子どもたちに少しでも良い経験を積ませたい」と海外からチームを招待するようになっており、今年はRCD エスパニョール(スペイン)、ヘルタ BSC ベルリン (ドイツ)、アスパイヤー・アカデミー(カタール)の3カ国4チーム(アスパイヤーはA・Bの2チーム)が招待されている。日本から参加した16チームと合わせた計20チームが、3日間にわたって熱戦を繰り広げた。

 大会の最終日に行われたベスト4まで勝ち残ったのは、柏レイソルと大宮アルディージャという関東の強豪Jクラブと、街クラブのレジスタFC、招待チームのヘルタ・ベルリンだった。そして決勝は、ヘルタと引き分けながら大会規定で勝ち抜けた柏(同点の場合、グループリーグの総得点の多いほうが勝ち抜けるというレギュレーション)と、レジスタの激突となった。

 レジスタは、かつて帝京高校で中田浩二、木島良輔らと共に全国を沸かせた金杉伸二氏が代表を務める街クラブ。埼玉県八潮市を拠点に活動し、近年は各大会で台風の目となっているチームである。対する柏を率いるのは、かつて同トップチームのストッパーとして活躍し、闘志あふれるプレーでファンから愛された渡辺毅氏。決勝は、個々の勢いあるプレーを重んじて縦に勝負していくレジスタと、チームとしてボールをつないでスキを突いていく柏という両チームの色が出た戦いとなった。その結果は、1-0で柏が勝利。「新学年スタートの大会」(平野代表)と位置付けられる舞台で、柏が結果を残す形となった。なお大会MVPには柏の馬目世太(まのめ・せんた)が選ばれている。

 渡辺監督は「すべてのチームがハイレベルで得るものの大きい大会だった。(海外のチームとやることで)日本の大会では通常経験できないものを国内の大会で味わえるのも大きい。パワーでは勝てない中で、どう戦うかを考えることになる」と大会の収穫を語り、同時に「昔と比べると、子どもたちもたくましくなっているし、海外の選手とやることに“慣れている”。日本人選手が海外でやるようになっていることもあるだろうし、映像も簡単に観られるようになったから、海外が“近くなってきたな”という感覚がある」という。さらに「子どもたちのほうが僕なんかよりもずっと海外のチームとか選手について詳しいんですよ」と言って笑った。このコパ・プーマ・トレーロスのような大会の存在は、そんな“近さ”を加速させる効用があると言えそうだ。

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