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大学日韓定期戦は日本が韓国に歴史的大勝!呉屋のハットトリックを含む6ゴールで内容も圧倒

決勝点となったPKを蹴り込む専修大の仲川【写真】=川端暁彦

文=川端暁彦

 3月29日、晴天の等々力陸上競技場を舞台にデンソーカップ第11回大学日韓定期戦が開催された。その名の通り、日韓大学選抜が1年に1回定期的に行っている親善試合だ。日本と韓国で交互に開催されており、今年は日本開催の順番だった。

 明治大の神川明彦監督が率いる全日本大学選抜は、1トップに呉屋大翔(関西学院大学)を配した4-5-1の布陣。中盤でガッツリ組み合う形になった試合だったが、全韓国大学選抜が押し込むことになった時間帯でも冷静な対応を見せる。すると27分、MF仲川輝人(専修大学)が自ら奪ったPKを蹴り込み、先制に成功。逆に韓国のチャンスはGK福島春樹(専修大)が防いだことで、心理的な主導権を日本が握ることとなった。

 後半、この流れを強烈に加速させたのが、日本のストライカー・呉屋だ。持ち前のパワフルかつアグレッシブなプレーで韓国DFのプレッシャーを打ち砕く。51分にDF北爪健吾(専修大学)の折り返しに合わせて追加点を入れると、61分にも裏への抜け出しから泥くさく決めて3-0とリードを広げる1点を奪う。そして最後は日本のゴールショー。86分にも呉屋が4-0とするゴールを決めてハットトリックを達成すると、続く89分には仲川がPKで、ロスタイムにはDF室屋成(明治大学)がドリブルからのミドルシュートを決めて、6-0。大会史上最多得点差で日本が圧勝。日韓戦の歴史を塗り替えてみせた。MVPに輝いた呉屋は「この一戦に懸ける気持ちで(日本が)勝っていたと思う。全員が団結してこの一戦に懸けようという気持ちがそのままピッチの結果に出た」と胸を張った。

 敗れた韓国のチョン・ピョンヨル監督は「コンディションの問題が最大の敗因だ。全国大会を終えて4日しかなく、そこからチーム作りをしなくてはいけなかったので組織的な部分が衰えていた」と語りつつ、「日本サッカーの弱点は承知していたし、研究もして臨んだが、日本のトータルサッカーに敵わなかった」と肩を落とした。対する神川監督は「準備機会という点で有利だった」と涼やかに認めつつ、「昨年0-2で負けたという結果を受け、『絶対にホームで勝て』ということで臨み、“圧倒的勝利”を目標に掲げていた。それはスコアではなく走力、切り替え、球際、精神面で上回ることを目指した」と韓国の伝統的な強みを上回って勝ち切ることを目指していたことを明かした。実際の試合内容も、それを見事に達成したものだったと言えそうだ。

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