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レンジャーズ新指揮官、開幕戦ドローに不満爆発「十分に走らず、戦わず、勇気がない」

2025.08.03

レンジャーズを率いるマーティン監督 [写真]=Getty Images

 レンジャーズ(スコットランド1部)を率いるラッセル・マーティン監督が、スコティッシュ・プレミアシップ第1節マザーウェル戦を振り返った。2日にイギリスメディア『BBC』が伝えた。

 宿敵セルティックとリーグを二分するレンジャーズだが、近年は資金力の開きから後塵を拝しており、昨シーズンは勝ち点差「17」をつけられて2位に終わった。5シーズンぶりのタイトル奪還を目指す今季は、昨シーズン途中までサウサンプトンを率いていたラッセル・マーティン監督を招へいした。

 チャンピオンズリーグ(CL)予選2回戦ではパナシナイコス(ギリシャ)を2試合合計3-1で下し、好発進を切ったレンジャーズ。しかし、2日に行われたリーグ開幕節のマザーウェル戦では、序盤の先制点を守りきれずに1-1のドローに終わった。

 マーティン監督はマザーウェル戦後、「私たちは勝ち点『1』を得ることができてラッキーだった。私が受け入れることができないのは、戦術がなんであれ、私たちは打ち負かされ、マザーウェルの方が私たちよりも勇敢にプレーしていたことだ。私たちがきちんとプレーしたいと望み、最後まで走り切ろうとすれば、結果は自ずとついてくる」と、試合内容を批判。指揮官は次のように言葉を続け、利己的なプレーを許さない意思を明確にした。

「そして試合がうまくいっていないとき、自分のプレーを優先し、自衛に走る選手が多すぎる。選手を非難するつもりではないが、このクラブがここ数年抱えてきた問題だと思っている。誰が本当に身を粉にして戦い、何を求めているのかを素早く見極めなければならない。それがうまくいかなければ、すべて私の責任だ」

「選手たちがめちゃくちゃにプレーしたがったり、いつ走るかをより好みしているようでは…私がここで最初に言ったように、選択の余地はない。常に走らなければならない。そして、私たちは十分に走らず、十分に戦わず、勇気が足りなかった。だから、勝ち点『1』を拾えたことに感謝しなければならない」

 “ストップ・セルティック”を掲げるなか、早速つまづいてしまったレンジャーズ。CL予選3回戦のプルゼニ(チェコ)戦も並行して戦う過密日程のなか、次節はダンディーとホームで対戦する。

By サッカーキング編集部

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