レギア・ワルシャワで躍動する森下龍矢 [写真]=Getty Images
レギア・ワルシャワに所属する森下龍矢が、2024－25シーズンの公式戦における二桁ゴール二桁アシストを達成した。
昨年1月に名古屋グランパスからレギア・ワルシャワへレンタルで加入した森下は、今冬に完全移籍への移行が決定。名古屋や日本代表で主戦場としていたサイドバック（SB）やウイングバック（WB）に留まらず、ウイング（WG）やセンターフォワード（CF）、中盤の攻撃的ポジションでも起用されるなどポーランドで新境地を開拓すると、在籍2年目の今シーズンは得点への関与を大幅に増やしている。
現地時間10日に行われたエクストラクラサ（ポーランド1部リーグ）第24節モトル・ルブリン戦には左WGとして先発出場。2－2で迎えた71分、ボックス内右からクロスを上げると、味方のシュートがこぼれてきたところを冷静に胸でトラップし、そのまま左足でニアサイドへ蹴り込んだ。試合は3－3の引き分けに終わったものの、森下は全公式戦を通じた通算得点数を「10」とし、11アシストとともに二桁ゴール二桁アシストを達成した。
試合後、レギア・ワルシャワはクラブ公式Xにて「日本のGOAT（史上最高を意味するスラング）がシーズンダブルを達成」と投稿し、森下の快挙を祝福。また、ポーランドのスポーツチャンネル『TVP SPORT』は、レギア・ワルシャワに所属する選手が二桁ゴール二桁アシストを達成したのは2016－17シーズン以来の出来事であると紹介しつつ、森下のパフォーマンスについて次のように綴っている。
「森下龍矢はモトル・ルブリンとの試合でゴール数とアシスト数が二桁に到達した。これは首都のチームにとって約10年ぶりの事態だ。レギア・ワルシャワでよくあることではなく、近年このような成績を誇れる選手はわずか4人しかいない。森下はシーズン前半戦で素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、後半戦ではチームの重要人物となっている」
日本から遠く離れたポーランドの地で躍動する森下。今後の活躍にも期待がかかる。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト