バーミンガムMF岩田智輝[写真]=Getty Images
バーミンガムに所属するMF岩田智輝について、ノッティンガム・フォレストなどで活躍し、現在はイギリスメディア『スカイ・スポーツ』で解説者を務めるデイヴィッド・プラットン氏が称賛した。3日、イギリスメディア『フットボール・リーグ・ワールド』が同氏へのインタビューを行った。
現在27歳の岩田は、2023年1月に横浜F・マリノスからセルティックにローン移籍し、同年7月にセルティックへの完全移籍が発表された。しかし、セルティックでは在籍3シーズンで公式戦の出場は42試合に留まり、昨年8月にEFLリーグ1(イングランド3部)のバーミンガムに移籍した。
バーミンガムに加入した岩田は、デビュー戦となったEFLリーグ1第6節のレクサム戦でいきなり移籍後初ゴールを記録。その後も、守備的MFを主戦場としながら公式戦34試合出場で7ゴール2アシストを記録するなど、リーグ首位を走るチームの中心的存在として活躍している。
プラットン氏は「現時点でリーグ最高の選手は岩田智輝だ」と絶賛し、「彼は、リーグ1からEFLチャンピオンシップに返り咲こうとするチームの中盤に、真の規律をもたらしたと思う。彼は典型的な『ピッチの隅々までカバーする』タイプの選手であり、チームの前進に貢献し、ピッチの中央でチームを手強い存在にするために多くの仕事をこなしている」と理由を述べた。
「彼が見せるフットボールへの情熱、そしてプレッシャーと期待がかかるなかで結果を残す能力は、バーミンガムの選手たち全員がセント・アンドルーズ・スタジアム(バーミンガムの本拠地)で、そしてアウェイでもやらなければいけないことだ」
そして、プラットン氏は「彼がチームにもたらす推進力、規律、そしてピッチ中央から指揮する能力が彼を際立った選手にしている」と称賛を続け、岩田を獲得したバーミンガムについては「期待され、お金を使っているからといって、チームが常にいいパフォーマンスを発揮するとは限らない。ただ、彼らはその期待に応えており、岩田はそのすばらしいお手本となっている」と、好調なチームの象徴として岩田の名前を挙げた。
バーミンガムは昨シーズン、EFLチャンピオンシップ22位でフィニッシュし、EFLリーグ1に降格した。しかし、今シーズンはEFLリーグ1で2位ウィコムに勝ち点差11ポイントをつけ、首位を独走している。
By サッカーキング編集部
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