アシストを記録した藤田譲瑠チマ(画像は8月のユニオン・サン・ジロワーズ戦)[写真]=Getty Images
ジュピラー・プロ・リーグ第14節が8日に行われ、シント・トロイデンとメヘレンが対戦した。
ここまで13試合を消化したジュピラー・プロ・リーグで3勝5分5敗を記録し、勝ち点「14」の15位につけているシント・トロイデン。今季開幕から6試合未勝利が続いた同クラブは、9月上旬にクリスティアン・ラタンツィオ監督との契約解除を決断した。フェリス・マズー新監督が就任して以降は、直後に連勝を達成するなど復調。その後も順調に勝ち点を積み上げており、下位脱出が目の前まで迫っている。
リーグ戦2試合ぶりの白星を目指す一戦にGK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、MF藤田譲瑠チマ、DF小川諒也が先発出場。MF山本理仁、MF伊藤涼太郎はメンバーから外れた。
試合は、開始直後の2分にシント・トロイデンがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたビラル・ブラヒミが左足でクロスを供給。ニアに送ったボールが相手のオウンゴールを誘発してシント・トロイデンが先制した。
幸先よく先制したシント・トロイデンだったが、11分にアクシデントが発生。メヘレンが自陣深くからロングボールを蹴り入れると、対応した谷口が左足首付近を痛めてピッチに倒れ込む。FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)を戦う日本代表に選出されている谷口だが、プレー続行が困難となり無念の負傷交代。スタッフに両肩を担がれながらピッチを去った。
そんななか、54分にシント・トロイデンが追加点を獲得する。メヘレンが最終ラインからパスを繋ぎ、中盤まで前進したタイミングで藤田がプレス。ハーフライン付近でボールを奪取し、こぼれ球を拾ったアンドレス・フェラーリがドリブルを開始する。パスの選択肢を残しながら単独で3枚を突破。最後は冷静にGKとの1対1を制してゴールへ流し込んだ。
一方のメヘレンも74分に1点を返して反撃。終盤は猛攻を仕掛けてゴールに迫ったものの、シント・トロイデンが粘り強く攻撃を凌ぎ切る。結局、そのまま試合は2-1で終了し、シント・トロイデンが勝利。藤田と小川はフル出場を果たした。次節は代表ウィーク明けに行われ、シント・トロイデンは23日にアウェイでクラブ・ブルッヘと対戦する。
【得点者】
1-0 2分 オウンゴール(シント・トロイデン)
2-0 54分 アンドレス・フェラーリ(シント・トロイデン)
2-1 74分 ベニト・ラマン(メヘレン)
By サッカーキング編集部
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