現役3人目の快挙を達成したFWクバ(写真は名古屋時代) [写真]=Getty Images
“クバ”ことFWヤクブ・シュヴィルツォクが、エクストラクラサ(ポーランド1部)の歴史に名を残したようだ。9月30日、リーグ公式サイトが伝えている。
今年6月末を以て大宮アルディージャを退団し、エクストラクラサに所属するシロンスク・ヴロツワフと契約を締結したクバ。すると、加入後2試合目となった28日の第10節モトル・ルブリン戦に先発出場した同選手は、スコアレスで迎えた44分に味方選手のスルーパスに抜け出し、最後は相手GKとの1vs1を沈めて先制点となる初ゴールを記録した。結局、試合は1-2と逆転負けを喫したものの、クバは新天地で幸先の良いスタートを切っている。
またリーグ公式サイトは、『ヤクブ・シュヴィルツォクのクインテット』と題して、今節のゴールにより、エクストラクラサの5つのクラブでゴールを決めた選手になったことを紹介。これまでに、2015年冬から半年間在籍したザヴィシャ・ブィドゴシュチュ(4得点)、2015年夏から1年間在籍したグルニク・ウェンチナ(7得点)、2017年夏から半年間在籍したザグウェンビェ・ルビン(16得点)、そして名古屋グランパス加入前に在籍したGKSピアスト・グリヴィツェ(15得点)で“流浪の点取り屋”として名を刻んできた中、同リーグでプレーする現役選手に限ると、3人目の快挙と併せて伝えている。
※ザヴィシャ・ブィドゴシュチュは現在4部、グルニク・ウェンチナは現在2部
ポーランド代表としてEURO2020にも出場したクバは現在31歳。2021年夏に加入した名古屋グランパスでは半年間で公式戦12得点を記録するとともに、クラブ史上初のルヴァン杯優勝にも貢献。その後は、ドーピング疑惑で1年以上に渡って競技活動を禁止されたものの、スポーツ仲裁裁判所(CAS)で勝訴となり、昨年2月にザグウェンビェ・ルビンで復帰。同年6月からは大宮アルディージャでプレーしていた。
By サッカーキング編集部
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