ジル・ヴィセンテの『10番』藤本寛也[写真]=Getty Images
プリメイラ・リーガ(LIGA PORTUGAL Betclic/ポルトガル1部)第33節が12日に行われ、ジル・ヴィセンテに所属する藤本寛也が今季リーグ戦3ゴール目を決めた。
ポルトガル1部リーグは、17位と18位が2部へ自動降格となり、16位が昇降格プレーオフに回るレギュレーションとなっている。
16位につけるポルティモネンセが、11日に行われたリオ・アヴェ戦(中村航輔、福井太智が先発)で2-2と引き分け、最終節を残して勝ち点「29」とした。ジル・ヴィセンテはすでに勝ち点「33」を獲得しており、試合前の時点で残留が決定。プレッシャーがない状態でファレンセ戦へ臨んだ。
試合はいきなり17分に動いた。ペナルティエリア内で相手のクリアミスが起き、ボールが高く上がると、アリ・アリプールが競り合う。このこぼれ球に反応したのが藤本だった。藤本はワントラップでシュートを打てる位置にボールを置くと、冷静に左足でゴールへ流し込み、先制点を奪った。藤本は今季開幕戦で2ゴールを決めて以降、リーグ戦での得点から遠ざかっていたが、今季リーグ戦3点目をマークした。
藤本の得点からわずか2分後、ジル・ヴィセンテはフェリックス・コレイアのゴールで追加点を奪取。このまま2-0で試合を終え、ファレンセに勝利した。
なお、最終節を残して昇降格プレーオフ圏内の16位ポルティモネンセは、17位ヴィゼラとの勝ち点が「4」のため、自動降格の可能性はない。ただ、残留圏内の15位エストレラ・アマドーラとの勝ち点差は「1」、1試合未消化の14位ボアヴィスタ(渡井理己が所属)とは勝ち点差「2」となっており、最終節での逆転での残留を目指す状況となっている。
By サッカーキング編集部
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