シント・トロイデン加入後初ゴールを挙げた小川諒也 [写真]=STVV
ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ2第6節が27日に行われ、スタンダール・リエージュとシント・トロイデンが対戦した。
スタンダール・リエージュに所属している川辺駿、シント・トロイデンに在籍するGK鈴木彩艶、小川諒也、伊藤涼太郎と、両チームあわせて日本人選手4名がスターティングメンバーに名を連ねた一戦。試合は序盤の13分、シント・トロイデンの左ウイングバックが大仕事をやってのける。シント・トロイデンは前線でスルーパスを引き出したアドリアーノ・ベルタッチーニが、軸裏ターンで切り返し、左へ送ると、駆け上がってきた小川がGKと1対1のチャンスを迎える。ダイレクトで放ったシュートはGKマシュー・エポロに阻まれたものの、こぼれ球が自らの体に当たってゴールへ吸い込まれ、シント・トロイデンが先手を取った。
前半はこのままシント・トロイデンの1点リードで終了したものの、後半に入るとスタンダール・リエージュが試合を振り出しに戻す。63分、スタンダール・リエージュが右コーナーキックを獲得すると、キッカーを務めた川辺が右足でアウトスイングのボールを蹴り込む。このボールが中央でフリーになっていたジョナタン・パンゾの頭にピタリと合い、ヘディングでゴールネットを揺らした。
後半アディショナルタイムにはスタンダール・リエージュがPKを獲得したものの、ペナルティエリア内でクロスボールがウォルク・ヤンセンスの手に当たる直前に、ファウルがあったと判定され、OFR(オンフィールドレビュー)を経て判定が変更。PKは取り消しとなり、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。
この結果、スタンダール・リエージュは5試合連続ドローとなっている。一方のシント・トロイデンは、これで4戦未勝利が続いている。なお、スタンダール・リエージュの川辺、シント・トロイデンの鈴木、小川はフル出場を果たした。伊藤は84分にピッチを後にしている。なお、シント・トロイデン加入後公式戦8試合目の出場だった小川にとって、この試合の先制弾はベルギーでの初ゴールとなった。
次節、スタンダール・リエージュは5日、敵地で三竿健斗、明本考浩が所属するルーヴェンと、シント・トロイデンは3日に敵地でウェステルローと、それぞれ対戦する。
【スコア】
スタンダール・リエージュ 1-1 シント・トロイデン
【得点者】
0-1 13分 小川諒也(シント・トロイデン)
1-1 63分 ジョナタン・パンゾ(スタンダール・リエージュ)
By サッカーキング編集部
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