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前田大然、セルティックでの通算100試合目でハットトリック達成! 指揮官も称賛「本当に見事」

2024.03.11

ハットトリックの活躍でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた前田 [写真]=Getty Images

 セルティックに所属する日本代表FW前田大然が、10日に行われたスコティッシュ・カップ準々決勝のリヴィングストン戦でハットトリックを達成した。試合後、セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が前田を称賛した。セルティックのクラブ公式HPが同監督のコメントを伝えている。

 試合は立ち上がりの7分、右サイド開いた位置から内側へドリブルしたドイツ人FWニコラス・キューンが左足で浮き球のボールを送ると、背後への動きで反応した前田が胸トラップから右足でシュートを沈める。セルティックは直後の12分に追いつかれたものの、22分にはデンマーク代表MFマット・オライリーが放ったシュートのこぼれ球を前田が頭で押し込んだ。後半に入るとセルティックは54分に再び同点ゴールを許したが、86分にはボックス右のスペースへ飛び出したMF岩田智輝の折り返しを前田が合わせて三度勝ち越しに成功。後半アディショナルタイムには途中出場の古橋亨梧がトドメを刺す4点目を決め、試合は4-2でタイムアップ。セルティックが準決勝へと駒を進めた。

 試合後、ロジャース監督は「我々が望むレベルのパフォーマンスからは程遠かった。リヴィングストンが見せたパフォーマンスを称賛しなければならないことも事実だろう」と話し、満足のいく試合内容ではなかったことを認めた。一方で「だが、我々は次のラウンドに進むことができた。求めていた結果を得られた点ではポジティブだ。ケガ人が出たり、普段は出場機会の少ない選手が入ったりして、私が望んでいるほどのまとまりはなかったと思う。それでも、最終的には仕事をやり遂げることができた」とも述べ、カップ戦というフォーマットの中で最低限の結果を得たことに対する喜びも口にした。

 また、ロジャーズ監督はハットトリックを達成した前田にも言及。セルティックでの公式戦通算100試合目の出場という記念の試合で、スコットランドへ渡ってからは初となるハットトリックを達成したスピードスターを、次のような言葉で称賛した。

「大然のハットトリックは本当に見事だった。彼のプレッシングや運動量が見事なのは言わずもがなだが、ボールを持っている時にも輝いてくれる。動き、走り、そして予測の部分で並外れていたし、何よりもゴールへの意欲が今日のハットトリックを生み出したのだと思う。彼の活躍を喜ばしく思うよ。今日の我々は、ほとんどのチャンスを右サイドから作り出し、左サイドの選手たちが仕留めてくれたんだ」

 この後、セルティックは16日に次節のスコティッシュ・プレミアシップでセント・ジョンストンをホームに迎える。

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By サッカーキング編集部

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