ヘントでプレーするFW久保裕也(写真は4月25日のズルテ・ワレヘム戦) [写真]=Getty Images
ジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ1第7節が7日に行われ、オーステンデと日本代表FW久保裕也が所属するヘントが対戦した。久保は7試合連続で先発に名を連ねた。
先制したのはヘントだった。13分、左サイド高い位置でパスを受けたケネス・サイエフがペナルティエリア内に持ち込み、左足でクロスを供給。すると、山なりのボールがGKの頭上を超えてゴール右へ吸い込まれた。
だがオーステンデもすぐに追い付く。24分、高い位置でボールを奪って攻撃につなげると、ゴール前にこぼれたルーズボールはDFにクリアされたが、反応したセバスティアン・シアニが右足でカット。このボールがそのままゴールへ転がり込み、試合は振り出しに戻った。
追い付かれて後半を迎えたヘントは56分、エリア手前中央でFKを得ると、ステファン・ミトロヴィッチが右足で直接狙う。低い弾道のシュートがゴール右下に決まり、勝ち越しに成功した。追加点を狙うヘントは60分、エリア手前中央で受けた久保が右足でミドルシュートを放ったが、ここはGKに阻まれてしまう。
すると65分、オーステンデは右からのグラウンダーのクロスがDFに当って高く浮いたところをアダム・マルシックがヘディングで流し込み、再びスコアをタイに戻す。さらに71分、カウンターからエリア手前右でパスを受けたフランク・ベリエが切り返しから左足のシュートをゴール左上に蹴り込み、オーステンデが試合をひっくり返した。
勢いに乗るオーステンデは78分、右CKの流れからゴール前にこぼれたボールをダヴィド・ロゼフナルが押し込み、リードを2点に広げた。
窮地に立たされたヘントは80分、高い位置でボールをキープした久保が左サイドのサイエフへ展開。ここからの折り返しをエリア内左に走り込んだ久保が左足ダイレクトでゴール右に決め、1点差に詰め寄る。だが、その後はゴールを奪うことができず、試合はこのまま4-3でタイムアップを迎えた。
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逆転負けを喫したヘントは勝ち点37で足踏み。残り3試合で、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得となる2位クラブ・ブルージュとは4ポイント差、この後に今節の試合を控える首位アンデルレヒトとは5ポイント差と、厳しい状況に追い込まれている。
次節、オーステンデは13日にアウェイでズルテ・ワレヘムと、ヘントは14日にホームでシャルルロワと対戦する。
【得点者】
0-1 13分 ケネス・サイエフ(ヘント)
1-1 24分 セバスティアン・シアニ(オーステンデ)
1-2 56分 ステファン・ミトロヴィッチ(ヘント)
2-2 65分 アダム・マルシック(オーステンデ)
3-2 71分 フランク・ベリエ(オーステンデ)
4-2 78分 ダヴィド・ロゼフナル(オーステンデ)
4-3 80分 久保裕也(ヘント)