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プロ22年で28回の移籍! フォルラン元同僚の40歳FWがギネス記録を樹立

2016.11.18

ウルグアイ代表でともに戦ったフォルラン(左)とアブレウ(右)[写真]=LatinContent/Getty Images

 サッカー選手がキャリアを形成していく上で、移籍というのはきわめて重要な要素だ。いつ、どこに活躍の場を移すのか。あるいは「移籍しない」という決断が正しい場合もあるだろう。短い選手人生の中でそう訪れるものではないからこそ、選手はその選択に慎重になる。

 そんな移籍を何度も繰り返し、ついにはギネス記録を樹立した選手がいる。元ウルグアイ代表FWセバスティアン・アブレウだ。

 アブレウは1976年10月17日生まれの40歳。メキシコリーグで得点王にも輝いた大型ストライカーで、打点の高さとパワーを活かしたヘディングは一級品。両足を遜色なく使うことができるベテランFWだ。

 ウルグアイ代表としても70試合の出場経験があり、2002年の日韓ワールドカップやコパ・アメリカ2007などビッグトーナメントでもプレー。FWディエゴ・フォルランが大活躍した2010年の南アフリカW杯のメンバーであり、チームが南米王者に輝いたコパ・アメリカ2011にも参加している。

 そんなアブレウは40歳になった現在も現役だ。今年に入ってエルサルバドルのサンタ・テクラFCからブラジル3部のバングへと渡ったのだが、アブレウにとっては28度目の移籍であり、これがギネス記録として認定されるようだ。

 これまでギネス記録を持っていたのはドイツ人GKのルッツ・ファンネンシュティール氏で、移籍の総数は25。アブレウの移籍回数はそれを3つ上回っている。アブレウは1995年にデフェンソールでプロデビューを果たした。22年のプロ生活で28度の移籍を経験しているのだから、その数には驚かされる…。

 なお、アブレウはこれまでウルグアイ、アルゼンチン、メキシコ、スペイン、エルサルバドル、ブラジル、パラグアイ、イスラエル、ギリシャの9カ国でプレーし、バングは23番目となるクラブ。「変人」を意味する“ロコ”という愛称通り、風変わりな選手キャリアと言えるだろう。

(記事提供/Qoly)

リーガ・エスパニョーラ

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