試合前に抱擁するネイマールとメッシ [写真]=LatinContent/Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第11節が10日に行われ、ブラジル代表とアルゼンチン代表が対戦。ホームのブラジルが3-0と快勝し、5連勝で首位をキープした。
前半終了間際にブラジルの2ゴール目を決めたFWネイマール(バルセロナ)は、代表通算50得点目に到達。得点数が代表歴代4位の同選手は、3位のロマーリオ氏が持つ55ゴール(70試合出場)更新も射程圏内に捉えている。
今節の試合前には、バルセロナでともにプレーするアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと抱擁する姿も見られた。“背番号「10」対決”は実は、メッシの対戦相手としてプレーした試合でネイマールがゴールを決めたのは、今回が初めてだったという。スペイン紙『マルカ』が11日に報じている。
同紙によると、ネイマールとメッシが対戦相手としてピッチに立ったのは、今回が5回目。過去には代表で3試合、クラブで1試合の対戦歴がある。最初の対峙は2010年11月17日、国際親善試合のアルゼンチン代表対ブラジル代表戦で、1-0でアルゼンチンが勝利。メッシが決勝ゴールを挙げた。
2回目は2011年12月18日のFIFAクラブワールドカップ決勝、バルセロナとサントスの一戦。ネイマールがサントスの一員としてピッチに立った試合は、メッシの2ゴールなどでバルセロナが4-0と大勝している。
3回目は2012年6月9日の国際親善試合で、アルゼンチン代表が4-3でブラジル代表を撃破。メッシはハットトリックを達成し、勝利の立役者となっている。そして4回目は2014年10月11日の国際親善試合で、ブラジル代表が2-0で勝利。メッシはPKを失敗し、ネイマールも無得点に終わった。
そして今回、5度目の対戦でついにゴールを決めたネイマール。同紙は「ネイマールがメッシの前で“デビュー”を果たした」と見出しを掲げて伝えている。
ライバル同士のエースとして君臨しているだけに、もっと多くの試合で対戦しているイメージがある両者。対戦相手としてピッチに立ったのが5回目ということも、ネイマールがメッシの前でゴールを決めたのが初めてということも、どちらも少し意外と言えるかもしれない。今回の南米予選での対決はもう残っていないが、次の対戦ではどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
By サッカーキング編集部
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