2007年から事務局長を務めていたヴァルケ氏 [写真]=Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)は13日、ジェローム・ヴァルケ事務局長の解任を公式サイト『FIFA.com』で発表した。
2007年に現職に就いたバルク氏は、2014年ブラジル・ワールドカップでチケット販売を通じて不正な利益を得たグループに関与した疑いがあった。また、2010年南アフリカ・ワールドカップ誘致の際、北中米サッカー連盟のジャック・ワーナー元会長に1000万ユーロ(約12億8000万円)の賄賂を渡していた疑惑もかかっている。
昨年9月にFIFA倫理委員会は、ヴァルケ氏に活動停止処分を科していたが、今月7日にはさらに9年間の活動停止処分と10万スイスフラン(約1170万円)の罰金処分を求める報告書を提出していた。
解任となったヴァルケ氏の後任として、FIFAは「事務局長の職務は、代理のマーカス・カトナー博士によって引き続き担われることになる」と公式声明で発表。ブラッター会長の右腕としても知られるバルク氏を解任することで、FIFAは汚職のイメージを一新することを画策しているとみられている。
By サッカーキング編集部
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