バーゼルが決勝T進出を決め、リヴァプールは敗退 [写真]=Getty Images
9日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第6節で、グループBではリヴァプールと日本代表FW柿谷曜一朗のバーゼルが対戦。柿谷はベンチ外だった。
グループステージ5試合を終えて勝ち点4のリヴァプールは、決勝トーナメント進出のためには勝利を収めなければならない。ホームでの一戦ではGKシモン・ミニョレの他、デヤン・ロヴレンやマルティン・シュクルテル、スティーヴン・ジェラード、ラヒム・スターリング、リッキー・ランバートらが先発出場した。
一方、勝ち点6でグループ2位のバーゼルは、引き分け以上でグループステージ突破が決定。ファビアン・フライやマルコ・シュトレラー、デルリス・ゴンザレスらが先発し、敵地での一戦に臨んだ。
均衡を破ったのはアウェーのバーゼルだった。25分、フライがペナルティーエリア手前でパスを受けると、巧みな反転から切り返してマークを外し、ルカ・ズッフィに預ける。フライはリターンパスを受け、左足を一閃。ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。前半はバーゼルが1-0で終えた。
決勝トーナメント進出のためには逆転するしかないリヴァプール。後半開始時からアルベルト・モレノとラザル・マルコヴィッチを投入して打開を図る。しかし61分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったマルコヴィッチがドリブルを仕掛けると、マークに来た相手選手を腕で振り払う行為を見せる。主審の判定はレッドカード、マルコヴィッチは一発退場となり、リヴァプールは数的不利に陥った。
10人となりながらもリヴァプールは粘りを見せ、チャンスを作っていく。そして81分、ジェラードがペナルティーエリア左手前からのFKを直接狙うと、ゴール左上隅、左ポストを直撃したボールがゴールに吸い込まれた。
勝つしかないリヴァプールは最後まで攻勢をかけ続けたが、2点目は遠かった。試合は1-1で終了。引き分けに終わり、バーゼルが決勝トーナメント進出を決めた。リヴァプールはグループステージ敗退となった。