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独代表MFゲッツェが見せた、W杯直前に離脱した親友ロイスへの思い

2014.07.15

W杯決勝後、ロイスのユニフォームを手にするゲッツェ [写真]=Getty Images

 13日、ブラジル・ワールドカップ決勝が行われ、ドイツ代表は延長戦の末1-0でアルゼンチン代表に勝利し、24年ぶり4度目の優勝を果たした。

 試合後のセレモニー中、感動的な出来事があった。決勝点を決めたマリオ・ゲッツェの手には、背番号21『REUS』と書かれた同国代表ユニフォームが握りしめられていた。

 マルコ・ロイスは、ドイツ代表がブラジルへ旅立つ前日、6月6日に開催された親善試合対アルメニア戦で左足首のじん帯を部分断裂し、夢を目前にしながらチームを離れた男。公私共に仲が良いとされる同選手への気遣いが、そこには表れていた。

 これについてドイツ紙『ビルト』も「鳥肌ものだ。『君の存在は僕らと共にある。僕らは君のためにタイトルを獲ったんだ』という意味が込められている」と、ゲッツェの行為を称賛している。

 それから数時間後、当の本人ロイスはツイッターを更新。

「チームのみんな、おめでとう!夢がついに叶ったね。そして兄弟よ、君がしてくれたことには本当に感謝している」というコメントと共に、ゲッツェが自身のユニフォームをカメラに見せている写真を掲載した。

 現在ロイスは復帰を目指し、所属クラブのドルトムントでリハビリに励んでいる。

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