W杯通算得点記録においてロナウド(右)の記録を塗り替えたクローゼ(左) [写真]=Getty Images
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、ワールドカップの通算得点数で単独首位に立ったドイツ代表FWミロスラフ・クローゼに賛辞の言葉を送りつつ、元ブラジル代表FWロナウド氏の方が「ベスト」だと語った。
クローゼは8日に行われたブラジル・ワールドカップ準決勝のブラジル戦(7-1でドイツが勝利)で、チームの2点目を記録し、ロナウド氏と並んでいたワールドカップ通算得点数を、単独首位となる「16」に伸ばした。モウリーニョ監督は、歴史に名を残すことになったクローゼを称賛する一方で、同選手よりもロナウド氏の方が素晴らしい選手だと話した。
モウリーニョ監督は、自身がアンバサダーを務める大手メディア『ヤフースポーツUK』で以下のように語った。
「36歳という年齢のクローゼがワールドカップでプレーしたという事実。そして、ワールドカップ準決勝のブラジル戦でゴールを挙げたという事実。最大限に尊敬すべきことだ。脱帽する。だが私は、彼をマラドーナよりも前に見ることができない。マラドーナ引退後の次世代フットボール界で最高の選手はロナウドだと思う」
「ここ数十年ではロナウドが世界最高だ。彼は記録を失った。だが私を含めて多くの人々は、ロナウドが最近の20年でベストだと考えている」
「それでも、ミロスラフはロナウドの記録を破った。本当に素晴らしい」
(記事/超ワールドサッカー)