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元イングランド代表FWリネカー氏、W杯早期敗退の母国を批判

2014.06.24

元イングランド代表主将のリネカー氏 [写真]=Getty Images

 イギリスメディア『BBC』のサッカー番組、“マッチ・オブ・ザ・デイ”の司会者で元イングランド代表主将のゲーリー・リネカー氏が、ブラジル・ワールドカップのグループDで敗退したイングランド代表を批判した。イギリス紙『デイリーメール』が報じた。

 1986年メキシコ大会で6得点を挙げ、大会得点王に輝き、キャリア晩年は日本でもプレーしたリネカー氏は、以下のように今大会に臨んだイングランド代表の印象を語った。

「私の見解としては、ロイ(ホジソン監督)は戦術を間違えたと思う。今回のイングランドは経験があまりなく、布陣はおそらく4-3-3が一番合っていた。だが、彼はセントラルMFの位置に2選手のみを配した」

「初戦(イタリア戦)では、(ダニエル)スタリッジの後ろに(ラヒーム)スターリングを配していたから上手く機能した。彼は(ウェイン)ルーニーよりも中盤向きの選手であるから時にセントラルMFは3人になっていた」

「だが、中央に2人を置くという考えは難しすぎたと思うし、何度も数的不利の状況に陥っていた。4-2-3-1の問題は、すぐに4-4-2や4-4-1-1に変わってしまうということであり、結果的に中盤と守備ラインの間のスペースを突かれてしまう。イングランドは中盤に3人を配すことで守備に厚みが生まれ、もっとうまくやれるはずだったと思う。守備面で我々は実力不足だった」

 一方、主将のスティーヴン・ジェラードについては、「彼は個々の選手としては素晴らしい選手だが、チーム内の問題に気付いたり、まとめられる力が無い。イングランドが初戦で左サイドに問題を抱えていたのは明らかだった。我々には試合中にそうした問題に気付いて対応できる選手がいなかった」と、主将としての能力が欠落していたことを指摘した。

 イングランドは24日に行われるグループ最終節で、2連勝で決勝トーナメントへの通過を決めているコスタリカと対戦するが、同試合では今大会後に代表を引退するMFフランク・ランパードが主将を務める見込みとなっている。

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