エクアドル代表監督に就任したセバスティアン・ベッカセッセ氏 [写真]=Getty Images
エクアドルサッカー連盟(FEF)は1日、2030年までの契約で同国代表の新監督にアルゼンチン人指揮官のセバスティアン・ベッカセッセ氏が就任することを公式サイトで発表した。
エクアドル代表はコパ・アメリカ2024までスペイン人監督フェリックス・サンチェス氏が指揮を執っていたが、大会終了後の7月5日にFEFと双方合意のうえ契約解除。その後、代表監督は空位のままとなっていた。
現在43歳のベッカセッセ氏は、10代にして選手として大成することは難しいと考え、指導者を目指すことを決断。ホルヘ・サンパオリ監督のもとペルー、チリ、エクアドルの複数クラブや、チリ代表、アルゼンチン代表でアシスタントコーチとして仕事をし、2011年にはコパ・スダメリカーナ優勝、FIFAワールドカップブラジル2014出場、コパ・アメリカ2015優勝、FIFAワールドカップロシア2018出場などを経験した。
また、ベッカセッセ氏は2015年にウニベルシダ・デ・チレで監督デビューを果たすと、2016年に就任したデフェンサ・イ・フスティシアでは戦力的にも予算的にも制約があるチームを躍進させた。その後、インデペンディエンテ、ラシン・クラブ、エルチェなどで監督を務め、アルゼンチンの若手有望監督の一人とみなされている。
なお、ベッカセッセ氏がエクアドル代表監督に就任したことにより、FIFAワールドカップ2026南米予選を戦う10カ国のうち7カ国の監督がアルゼンチン人となった。南米予選出場の監督は以下の通り。
【南米予選順位:国/監督(国籍)】
1位:アルゼンチン代表/リオネル・スカローニ監督(アルゼンチン)
2位:ウルグアイ代表/マルセロ・ビエルサ監督(アルゼンチン)
3位:コロンビア代表/ネストル・ロレンソ監督(アルゼンチン)
4位:ベネズエラ代表/フェルナンド・バティスタ監督(アルゼンチン)
5位:エクアドル代表/セバスティアン・ベッカセッセ監督(アルゼンチン)
6位:ブラジル代表/ドリヴァウ・ジュニオール監督(ブラジル)
7位:パラグアイ代表/ダニエル・ガルネロ監督(アルゼンチン)
8位:チリ代表/リカルド・ガレカ監督(アルゼンチン)
9位:ボリビア代表/オスカル・ビジェガス監督(ボリビア)
10位:ペルー代表/ホルヘ・フォサッティ監督(ウルグアイ)
By サッカーキング編集部
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