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上田綺世が殊勲の決勝ゴール! 圧巻の2得点で日本代表合流に弾みをつける

2025.10.05

2得点を挙げた上田[写真]=Getty Images

 エールディヴィジ第8節が5日に行われ、フェイエノールトユトレヒトが対戦した。

 フェイエノールトは今シーズンここまでリーグ戦では好調をキープ。6勝1分けと勝ち点「19」を獲得し、首位を走っている。さらに所属する日本代表の2人の選手も幸先いい滑り出しを見せ、FW上田綺世はリーグ戦全7試合で6ゴールを記録し、今夏加入したDF渡辺剛も定位置を確保。両名とも10月の日本代表メンバーに招集されている。

 そんな両選手が攻守の軸としてスターティングメンバーに名を連ねた試合は、フェイエノールトが序盤から主導権を握ると、20分に上田が先制点を挙げる。中央のスルーパスからDのF背後に抜け出すと、GKを交わし、冷静にゴールに流し込んだ。

 その後も、積極的に前線でボールに絡み続ける上田にチャンスが訪れ、またしてもDFラインをブレイク。右足でシュートを試みるも、今回は枠の左に外れる。すると、セットプレーの流れから渡辺にも決定機。グラウンダーのクロスにあわせたが、ブロックに阻まれた。キレのある動きを見せる上田は40分、カットインからまた抜きで交わしシュートを放つが、GKの好セーブにあう。

 対するユトレヒトは前半終了間際、ジヴァイ・ゼヒエルが抜け出し、GKと1対1の場面に。しかしこの、チャンスを生かすことはできず、フェイエノールトのリードで折り返す。ハーフタイムに3枚替えを決行したユトレヒトは、後半立ち上がりにゼヒエルが同点弾を決め、試合を振り出しに戻す。

 同点に追いつかれたフェイエノールトだが、50分に再び一歩前に出る。一度は防がれるもセム・スタインが右からのクロスに合わせ、スコアを2-1に。すると、ユトレヒトが攻勢出て、フェイエノールトが守勢に回る展開となり、ホームチームはGKティモン・ヴェレンロイターの好セーブもあり、リードを保つ。

 迎えた83分、攻め続けるユトレヒトはデリー・マーキンがミドルシュートを突き刺し、2度目の同点に追いつく。勝ち越しを目指すフェイエノールトは上田が大仕事をやってのける。ペナルティエリア内で抜け出すと、ゴールに押し込み、チーム3点目を記録。このまま試合は終了し、フェイエノールトが3-2で勝利を収めた。

 なお、上田と渡辺はフル出場。次戦、フェイエノールトは19日にアウェイでヘラクレスと、ユトレヒトは18日にホームでフォレンダムとそれぞれ対戦する。

【スコア】
フェイエノールト 3-2 ユトレヒト

【得点者】
1-0 20分 上田綺世フェイエノールト
1-1 47分 ジヴァイ・ゼヒエル(ユトレヒト
2-1 50分 セム・スタイン(フェイエノールト
2-2 83分 デリー・マーキン(ユトレヒト
3-2 88分 上田綺世フェイエノールト

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By サッカーキング編集部

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