自身のキャリアに言及したX・シモンズ [写真]=Getty Images
PSVのオランダ代表FWシャビ・シモンズが、自身のキャリアについて語った。16日付でスペイン紙『マルカ』が伝えている。
2003年4月21日生まれのX・シモンズは現在19歳。バルセロナの下部組織からパリ・サンジェルマンの下部組織に移籍した後、2021年2月にトップチームデビューを果たした。今季からは母国の“名門”PSVでプレーし、ここまでエールディヴィジ21試合に出場。得点ランク3位となる10ゴールを記録するなど、すでにチームに欠かせない存在になっている。
17歳の若さでパリ・サンジェルマンのトップチームデビューを果たして以降も、U-19チームでの活動がメインだったX・シモンズ。それでもトップチームに帯同する機会があった同選手は「ネイマールがすごく助けてくれた。彼は、僕のことを子供の頃から知ってくれている。とても良い関係を築いているよ。それこそネイマールは、本当の息子のように僕の面倒を見てくれた。一生、感謝し続けていく」と当時を振り返った。
また、今現在PSVで師事するルート・ファン・ニステルローイ監督への思いも明かした同選手は「僕がここにきた理由のひとつは彼だ。一緒に働き、学びたかった。だって監督は、(オランダの)レジェンドで、彼と一緒に仕事をしたことがあると言える人はそう多くはないだろう。その内のひとりになれることは、僕にとっても嬉しいこと」と告白。続けて「彼はいつも、自分らしくピッチに立つこと、フットボールを楽しめ、と言ってくれる。もちろん戦術もそうだけど、一番大切なのは“自分らしさ”だ」と師からの言葉を口にしている。
最後にX・シモンズは、プレーヤーとして「全てを勝ち取りたい、それが僕のゴールだよ。まだまだ若いから、すべてに憧れていたいんだ。困難なことは知っているけど、不可能はない」としつつ、「パリ・サンジェルマンへの復帰? PSVで5年契約して、今はとても幸せだ。今後どうなるかはわからない。彼らが、(僕を)買い戻すというオプションもあるけど、決めるのは自分自身。最終的には、僕が決断する」と未来を切り開いていく決意を語った。
昨夏以降はエールディヴィジでの活躍にとどまらず、欧州大会、そして自身初となるワールドカップの舞台にも立ったX・シモンズ。“神童”と謳われる男は、見据える場所に辿り着くことができるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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