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本田が今季初出場、絶妙クロスも実らず ミランは終盤の失点で2連敗

2016.09.12

ウディネーゼ戦で途中出場し、今季リーグ戦初出場を果たした本田(左)[写真]=Getty Images

 セリエA第3節が11日に行われ、日本代表MF本田圭佑の所属するミランウディネーゼが対戦した。本田は3試合連続でベンチスタートとなった。

 ミランはホームでの開幕戦でトリノに3-2で勝利し、今シーズン白星スタートを切ったものの、敵地での第2節でナポリに2-4で敗戦。今節はホームに戻り、仕切り直しの白星を狙う。対するウディネーゼも、開幕から1勝1敗。ホームで行われた前節エンポリ戦で快勝しており、アウェーで2連勝を狙う。

 前半はミランが主導権を握る。18分、左サイドのパス交換からホセ・ソサがペナルティエリア内左にスルーパス。反応したルカ・アントネッリが深い位置から折り返しを入れるが、相手GKにキャッチされ、ゴール前でフリーの味方には届かなかった。

 一方のウディネーゼは25分、右サイドに開いたドゥヴァン・サパタがグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドでフリーのシリル・テレオーがダイレクトで右足を振り抜くが、シュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマにキャッチされた。

 ミランは32分、リッカルド・モントリーヴォがエリア手前中央でセカンドボールを胸で落とす。反応したホセ・ソサが右足ボレーを放つが、強烈なシュートはクロスバー直撃。34分には高い位置でボールを奪ったスソが、エリア手前中央で左足シュートを放つが、相手DFのブロックに阻まれた。前半はスコアレスで折り返す。

 後半立ち上がり、ミランにアクシデントが発生する。CKの競り合いの中でアントネッリが負傷。ピッチに倒れこんだまま起き上がれず、長い中断を経て、頭を固定されて担架で運び出された。53分、代わりにマッティア・デ・シリオが投入され、そのまま左サイドバックに入った。

 ウディネーゼは65分、エミル・ハルフレドソンがエリア手前中央でこぼれ球に反応し、左足ダイレクトボレー。抑えの効いたシュートだったが、わずかに枠の右に外れた。

 ミランは79分、ホセ・ソサを下げて本田を投入。右ウイングに入った本田は、今シーズンのリーグ戦初出場となった。84分、左サイドのアンドレア・ポーリが浮き球のスルーパスを供給。本田がエリア内に走り込んだが、わずかに合わず、ボールはそのまま相手GKにキャッチされた。

 終盤の88分、ついに試合が動く。ウディネーゼは右サイドからのアーリークロスに、エリア内中央のスティペ・ペリツァが右足ダイレクトボレーで合わせる。するとシュートは、競り合ったイニャツィオ・アバーテの体に当たってコースが変わり、ゴール右隅に決まった。

 アントネッリの負傷による中断で後半アディショナルタイムは8分。追い付きたいミランは同4分、アバーテのスルーパスに反応した本田が、右サイドで相手選手をなぎ倒して深い位置から絶妙なクロスを供給。ゴール前のカルロス・バッカが飛び込みながら頭で合わせるが、力ないシュートはGKの手中に収まった。

 試合はこのまま終了し、ミランが0-1で2連敗を喫した。なお、本田は79分から途中出場したが、今シーズン初出場を勝利で飾ることはできなかった。一方のウディネーゼは、ペリツァの2試合連続ゴールで2連勝を収めた。

 次節、ミランは16日にアウェーでサウンプドリアと対戦。ウディネーゼは18日にキエーヴォをホームに迎える。

【スコア】
ミラン 0-1 ウディネーゼ

【得点者】
0-1 88分 スティペ・ペリツァ(ウディネーゼ

By サッカーキング編集部

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