UAE移籍が正式発表された内野貴史 [写真]=Getty Images
UAEプロリーグのアル・ワスルは8日、デュッセルドルフからU-23日本代表DF内野貴史を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年間で、背番号は「19」に決定している。
内野は2001年3月7日生まれの現在23歳。ジェフユナイテッド千葉の育成組織出身で、2018年にドイツへと渡り、デューレンの下部組織に入団した。翌年にアーヘンの下部組織へと移籍し、2020年9月にはトップチームデビュー。両サイドバック(SB)や守備的MFをこなすユーティリティ性を武器に定位置を確保すると、2021年夏にデュッセルドルフのセカンドチームに加入した。
レギオナルリーガ・ヴェスト(4部リーグ相当)を主戦場としながらトップチームにも帯同すると、2022年10月にはクラブとプロ契約を締結。2023-24シーズンは2.ブンデスリーガで16試合出場1ゴール、ブンデスリーガ昇格プレーオフで2試合出場、DFBポカールで3試合出場という成績を残した。
世代別の日本代表にも名を連ねており、今夏のパリ五輪にもバックアップメンバーとして帯同。大会中にはメンバー入りも果たし、グループステージで1試合に出場した。
内野が加入するアル・ワスルはUAEの首都ドバイに拠点を置くクラブで、これまでUAEプロリーグを8度制覇。2023-24シーズンは国内リーグとUAEプレジデントカップの2冠に輝き、新たなシーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)エリートにも出場予定だ。かつて元アルゼンチン代表の故ディエゴ・マラドーナ氏が監督を務めたことでも知られている。
By サッカーキング編集部
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