ドイツ代表で主力を担う(左から)ヴィルツ、クロース、ムシアラ [写真]=Getty Images
“闘将”の愛称で知られる元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が、EURO2024での母国の躍進に期待を寄せた。26日、ドイツ紙『ビルト』がコメントを伝えている。
今夏に自国開催のEURO2024を控えるドイツ代表。グループステージ敗退に終わったFIFAワールドカップカタール2022後は歴史的大不振に陥り、昨年9月にはハンジ・フリック前監督の解任を決断。後任となったユリアン・ナーゲルスマン監督の下でも、最初の4試合で1勝1分2敗と不安定な戦いが続いたものの、3月の代表ウィークではフランス代表、オランダ代表に連勝を飾るなど復調の兆しを見せている。
今月には本大会に臨むメンバーが発表され、ナーゲルスマン監督はGKマヌエル・ノイアーやMFジョシュア・キミッヒ(ともにバイエルン)、MFイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)らを召集。今後はウクライナ代表、ギリシャ代表との国際親善試合を行い、現地時間6月14日に控えるスコットランド代表との開幕戦に向けて調整を進める。ドイツ代表として通算150キャップを誇り、EURO制覇の経験もあるマテウス氏は、次のように母国代表チームへの期待を語った。
「大きなチャンスだし、良いチームだと思っているよ。私はナーゲルスマンの選手選考を完全に支持している。選手個々のクオリティーに加え、ポジティブなエネルギーが湧き出るような結束力と調和がトーナメントにおいて非常に重要なんだ」
また、スタメン予想については「GKはノイアーだ。DFラインは右にキミッヒ、中央にヨナタン・ターとアントニオ・リュディガー、左にダヴィド・ラウム。その前にはロベルト・アンドリッヒとトニ・クロースを並べる。最前列にカイ・ハフェルツでその後ろは右にレロイ・サネ、中央にジャマル・ムシアラ、左にフロリアン・ヴィルツだ」と言及。続けて、3月に代表復帰を果たしたクロース、若くして所属クラブと代表チームの主軸として活躍するムシアラおよびヴィルツへの期待を次にように語った。
「トニ・クロースはこのチームの顔であり、キープレーヤーであり、コーチとしての役割すら果たすかもしれない。彼を絶対的なリーダーとして呼び戻したナーゲルスマンの決断は正しかった。ギュンドアンと同じようなプレーをするが、おそらくギュンドアンの方が控えに回ることになるだろう」
「ジャマル(・ムシアラ)とフロリアン(・ヴィルツ)は世紀の才能だよ。特別なクオリティーと卓越したテクニック、そしてゲームに対する素晴らしい理解力を持っている。彼らが対戦相手を圧倒するのを見るのが楽しみだ。この2人はドイツサッカーにとって素晴らしい贈り物だよ」
By サッカーキング編集部
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