ハンブルガーSV戦で79分までプレーしたマインツFW武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表FW武藤嘉紀が所属する9位マインツは、5日に行われたブンデスリーガ第15節でDF酒井高徳の所属する8位ハンブルガーSVとの直接対決を3-1で制し、7位に浮上した。武藤は2トップの一角として14戦連続で先発し、79分までプレーした。
期待された2戦連続ゴールがお預けとなった武藤に対し、地元紙『Allgemeine Zeitug』は「3」の及第点をつけた。(最高1点、最低6点)
寸評では、「守備に奮闘したが、自身のパフォーマンスで目立つことはなかった」と、チームプレーに徹した点は評価したが、FWとしての役割を果たせなかったとした。
同紙は2ゴール1アシストのMFハイロ・サンペリオに最高点となる「1」をつけ、「マン・オブ・ザ・マッチ。これ以上は望めない」と絶賛している。
一方、スポーツメディア『Sportal.de』は武藤に他2選手とともにチーム最低となる「4」の厳しい採点。
「ハンブルガーSV戦でも奮闘したものの、試合にきっちりと絡むことができず、彼にとって1番のチャンスとなったシュートでも相手GKヤロスラフ・ドロブニーのセーブにあった」と、『Allgemeine Zeitung』同様に、武藤の必死な姿勢は評価も、試合に入り込めていない状態が続いていることを指摘した。
さらに「それ以外でも、競り合いではほとんど勝てず、MFともかなり距離があった」と、勝率27パーセントに終わった1対1での弱さと、味方との相互理解の不足をマイナス点に挙げている。
マインツは次節、11日にホームでシュトゥットガルトと対戦する。