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日本人13名所属のブンデス、今週末のリーグ戦実施を発表「テロに屈しない」

2015.11.19

ブンデスリーガのドルトムントに所属するMF香川真司 [写真]=Getty Images

 ドイツサッカーリーグ(DFL)は、今週末に予定されているブンデスリーガ1部の第13節およびブンデスリーガ2部の第15節を予定通りに開催することを決めた。18日、同リーグ公式サイトが伝えている。

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司をはじめ、現在11名の日本人選手がブンデスリーガ1部に所属。また、ザンクトパウリに所属するFW宮市亮とカールスルーエに所属するMF山田大記の2名がブンデスリーガ2部に在籍している。

 DFLでは、17日にハノーファーで予定されていた国際親善試合ドイツ代表対オランダ代表がテロ予告の影響で中止になっていたことを受けて、今週末に予定される試合について改めて協議が行われた。話し合いの結果、各試合でどのような安全対策を取るのかは地元公安当局が決定し、州および連邦の治安機関も積極的に関与する方針を打ち出している。ホーム側の各クラブは連邦の治安機関と情報を共有し、状況の変化に迅速に対応できるように最善を尽くすという。

 DFL会長のラインハルト・ラウバル氏は「州および連邦の公安当局には厚い信頼を置いています。テロに屈しない姿勢を保つ一方で、人命を最優先するという方針を貫くつもりです」と声明を発表した。

 また、各州の内務大臣を代表する立場にあるロガー・レウェンツ氏は「公安当局はドイツサッカーリーグおよび各クラブと情報の共有を徹底しています。ファンの中には発煙筒などをスタジアムに持ち込む人がいますが、それはこのような状況においては極めて不適切な行為と言えます。そもそもあってはならない行為ではあるのですが、特に今回は警察に協力する意味でも、お控えいただきたいと思います」と話した。

 さらに、ドイツサッカー連盟(DFB)の安全管理担当者、ヘンドリック・グローセ・レファート氏は「安全面に関しては、ここ数年で信頼できる構造が確立しました。治安当局と連携することで、各クラブはこのネットワークにアクセスできるようになっています。今節については改めてリスク分析を行う計画で、具体的にどのような対策を取るのかは、現場の判断に委ねられています」と説明した。

 今週末予定されているブンデスリーガ1部、第13節の試合日程は以下の通り。

▼11月20日
ハンブルガーSV(酒井高) vs ドルトムント(香川、丸岡)

▼11月21日
ボルシアMG vs ハノーファー(清武、酒井宏)
ヴォルフスブルク vs ブレーメン
シュトゥットガルト vs アウクスブルク
フランクフルト(長谷部) vs レヴァークーゼン
ケルン(大迫、長澤) vs マインツ(武藤)
シャルケ(内田) vs バイエルン

▼11月22日
ヘルタ・ベルリン(原口) vs ホッフェンハイム
インゴルシュタット vs ダルムシュタット

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By サッカーキング編集部

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