DFB杯バイエルン戦に臨んだドルトムントのクロップ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール準決勝が28日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはバイエルンと対戦し、PK戦の末に勝利。唯一タイトルの可能性を残す同大会で決勝進出を決めた。ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督が試合後にコメントしている。日本語版クラブ公式サイトが29日に伝えた。
ドルトムントは、バイエルンに先制を許すが、75分にガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールで同点とすると、延長戦を含む120分で決着はつかずPK戦に突入。先攻のバイエルンが4人全員失敗したのに対して、ドルトムントは3人中、2人が決めて勝利した。
クロップ監督は試合後、「すさまじい試合だったね。どちらのチームもまさに全力で戦っていたし、あらゆる手を尽くしていた」と振り返ると、チームに関して「だが前半はもっと勇敢な戦いをうちのチームには見せてもらいたかった」とコメントした。
また、「選手たちにはハーフタイムに、ミュンヘンで負けてもいいが少なくとも戦えと言ったよ」と語ると、「前半は、なんとしてもベルリンでの決勝に行きたいという気持ちが見えなかった。ただあまり内容は良くなかったものの、スコアはまだ0-1だった」と、前半終了時ではまだ諦めてなかったと明かした。さらに「後半、バイエルンの選手はもう勝負がついたと思ってしまったのかもしれない。うちがそれほど危険をもたらしていなかったからね。だがサッカーとはそういうものだ」とコメントしている。
また、PK戦に関しては、「PKでなぜバイエルンの選手ばかり立て続けに足を滑らせたのかわからない。今日はそういう運命だったのだろう」と語ると、「決勝に勝ち進めて本当に最高の気分だよ」と勝利を喜んだ。