メス戦で決勝ゴールを決めた伊東純也(画像は昨年12月) [写真]=Getty Images
リーグ・アン第26節が17日に行われ、スタッド・ランスとメスが対戦した。
日本代表FW伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスは、ここまで25試合を消化し10勝5分10敗・勝ち点「35」の成績で9位につけている。直近はやや不安定な戦いが続いているものの、前節は首位パリ・サンジェルマン(PSG)を相手に2-2のドローに持ち込んだ。今節は暫定17位メスを本拠地に迎えての一戦。伊東はスタメンに名を連ね、中村はベンチから出番をうかがうこととなった。
開始早々の3分に試合の均衡が破れる。スタッド・ランスのレダ・カドラが左からドリブルで仕掛けると、タッチが大きくなりボールはボックス手前中央へ。相手DF2人がこれを見合うと、猛然と追いかけてきたカドラが右へ繋ぎ、パスを受けたウマル・ディアキテが冷静な切り返しからゴール左隅に流し込んだ。9分には右サイドを駆け上がった伊東がゴール前へ鋭く低いクロスを供給するも、惜しくもゴールには繋がらない。
14分、1点を追うメスは中央から右サイドのスペースへ大きく展開し、走り込んだケビン・ファン・デン・ケルクホフが中央へグラウンダーのクロスを送る。これをアーサー・アッタがダイレクトで押し込み、試合を振り出しに戻した。追い付かれたスタッド・ランスは31分、伊東も絡んだ攻撃でチャンスを作り、最後はモハメド・ダラミーが強烈なミドルシュートを放つも、メスのGKアレクサンドル・ウキジャに阻まれ勝ち越しならず。前半はこのまま1-1で終了する。
後半に入り65分、メスはアッタがボックス内へ絶妙な浮き玉パスを供給し、これを受けたジョージズ・ミカウタゼが至近距離から左足を振り抜くも、GKイェヴァン・ディウフが好セーブ。対するスタッド・ランスは71分、伊東の左CKを起点に、ゴール前のこぼれ球を拾ったジョセフ・オクムが反転から左足で狙ったが、DFにブロックされたシュートは惜しくも枠の右へ外れた。
ホームで勝ち切りたいスタッド・ランスは73分に中村を投入し圧力を強めていく。迎えた79分、中村が前線でボールを奪うと、カドラのパスを受けた伊東がドリブルでボックス内中央へ侵入。鋭い切り返しで右足に持ち変えると、強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺し、勝ち越しに成功した。81分にはカドラの鋭いクロスに中村が飛び込むも、枠を捉えたシュートはGKウキジャの好セーブに阻まれ、追加点とはならず。
それでもその後のスタッド・ランスはメスの反撃を許さず、試合は2-1で終了。接戦を制したスタッド・ランスがリーグ戦3試合ぶりの白星を手にした。次節は30日に行われ、スタッド・ランスはアウェイでリヨンと、メスはホームで南野拓実が所属するモナコと対戦する。
【得点者】
1-0 3分 ウマル・ディアキテ(スタッド・ランス)
1-1 14分 アーサー・アッタ(メス)
2-1 79分 伊東純也(スタッド・ランス)
By サッカーキング編集部
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