後半ロスタイムに痛恨の同点弾を喫し、PSGは2戦未勝利 [写真]=Getty Images
リーグ・アンの第4節が9日に行われ、王者パリ・サンジェルマンとサンテティエンヌが対戦した。
開幕から2連勝を達成したものの、前節モナコに敗北を喫しているパリ・サンジェルマン。8月末で閉じられた移籍市場では、ブラジル代表DFダヴィド・ルイスが退団し、チェルシーに復帰した。同選手の退団後最初の試合となる今節では、ここまで1勝1分1敗と中位に位置するサンテティエンヌをホームに迎えた。
パルク・デ・プランスでの1000試合目という記念すべき一戦で、パリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督はD・ルイスが抜けたセンターバックにプレスネル・キンペンベを起用。このほかGKケヴィン・トラップ、DFマルキーニョス、MFブレーズ・マテュイディ、マルコ・ヴェラッティ、ハテム・ベン・アルファ、FWヘセ・ロドリゲスらがスタメン出場している。アンヘル・ディ・マリアやエディソン・カバーニはベンチスタートとなっている。
最初に大きな決定機を迎えたのはサンテティエンヌだった。27分、右サイドでノラン・ルーがDFレイヴァン・クルザワからボールを奪いゴール前へパスを送ると、走りこんできたアンリ・セヴェが右足で流しこんだが、GKトラップに足で弾かれて先制には至らない。一方のパリ・サンジェルマンは32分、ベン・アルファからパスを受けたヴェラッティがエリア内へ鋭いパスを送ると、走りこんでいたベン・アルファが受ける。トラップでディフェンスを交わしシュートを放ったが、GKステファン・リュフィエに阻まれた。
前半はスコアレスで終了する。
後半に入り67分、パリ・サンジェルマンに大きなチャンスが訪れる。エリア内でマテュイディが倒されてPKを獲得。エリアの外側にも見えたが主審はPKを宣告した。キッカーを務めたルーカス・モウラがゴール左に蹴りこみ、先制に成功している。同選手は今シーズン2ゴール目。
1点のリードを守って試合終盤を迎えたパリ・サンジェルマンだが、終了間際にまさかの同点弾を喫した。後半アディショナルタイム3分、ケヴィン・マルキュイが右サイドからクロスを上げると、エリア内でFWロベルト・べリッチが胸トラップし右足でボレーシュートを放つ。至近距離からのボールをGKトラップは止めることができず、ゴールが決まった。サンテティエンヌが同点に追いつく。
そのまま試合は終了し、1ー1のドロー決着となった。次戦はパリ・サンジェルマンがカーン、サンテティエンヌがバスティアと対戦する。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 1ー1 サンテティエンヌ
【得点者】
1ー0 67分 ルーカス・モウラ(パリ・サンジェルマン)
1ー1 90+3分 ロベルト・べリッチ(サンテティエンヌ)