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インファンティーノ会長の“対抗馬”に…元スイス代表DFがFIFA会長選挙への立候補表明「断固とした改革が必要」

20時間前
ラモン・ヴェガ氏

FIFA会長選挙への立候補を表明したラモン・ヴェガ氏 [写真]=Getty Images

 来年3月に行われる国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙で再選を目指すジャンニ・インファンティーノ会長に、対抗馬が現れたようだ。7日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 立候補を表明したのは、かつてトッテナム・ホットスパーなどでDFとして活躍し、スイス代表として国際Aマッチ通算23キャップを誇るラモン・ヴェガ氏。2004年の現役引退後は金融業界で働いているという55歳は、「世界のサッカーファミリーを再び一つにまとめ、真の永続的な改革を実現し、FIFAを21世紀にふさわしい組織へと近代化し、安定性と信頼性を回復し、サッカー界が切実に必要としている信頼の再構築のため立候補する」と述べ、次のように言葉を続けた。

「私はサッカーに奉仕する準備を整えてきた。サッカーは会長や連盟、あるいは運営者のものではない。サッカーはいかなる地位や個人、組織より偉大なものだ。サッカーとは人々のためのスポーツであり、すべての人々のものだ。選手、コーチ、審判、サポーター、ボランティア、クラブ、リーグ、協会、そしてサッカーに命を吹き込む地域社会、そのすべてのためのものだ」

「サッカーに出会うすべての子どもたち、国の希望を背負うすべてのプロ選手、そしてその情熱によってサッカーを世界のスポーツたらしめている何十億ものサポーターのものだ。サッカーは常に最優先されるべきものだ」

 最近ではFIFAのサッカー統治機構としてのあり方や、ガバナンスの透明性を疑問視せざるを得ない事象が相次いでいる。今夏に開催されたFIFAワールドカップ2026では、アメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分に執行猶予を付けるという前代未聞の裁定を発表。共済国であるアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領が、蜜月関係にあるインファンティーノ会長へ働きかけを行ったことが明らかになっている。

 また、大会後にはワールドカップをはじめとする主催大会の商業権の一部を外部投資家に売却するというFIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)設立計画を発表。欧州サッカー連盟(UEFA)を筆頭に各方面から批判が相次ぎ、最終的にはインファンティーノ会長が主導した計画は頓挫した。

 ヴェガ氏はこれらを念頭に「あまりにも長い間、サッカーファミリーは分断されている。現在の指導部はサッカー界の士気を低下させ、ガバナンスの弱さがFIFAの信頼性を損ない、世界のサッカー界全体を蝕んでいる。この対立の激化を食い止めなければならない」と現体制を痛烈に批判。その上で、次のように組織改革の必要性を訴えている。

「サッカーの運営におけるエゴに基づく争いが、最も大切な人々、つまり世界中の選手、コーチ、審判、サポーターに損害を与えることは決して許されない。彼らはこうした対立の責任を負っておらず、もっと良い扱いを受けるべきだ。サッカー界は緊急治療室にいて、生命維持装置に繋がれているようなものだ。これ以上待つことはできない。FIFAには新たな方向性と根本的な改革が必要だ。表面的な調整ではなく、断固とした改革が必要だ」

 なお、会長選挙へ正式に立候補するためには、FIFA加盟協会のうち少なくとも5協会から支持を受ける必要がある。

By サッカーキング編集部

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