マジョルカは22日、ハビエル・アギーレ監督の退任を発表 [写真]=Getty Images
マジョルカは22日、ハビエル・アギーレ監督が今シーズン限りで退任することを発表した。
オサスナやアトレティコ・マドリード、日本代表などの監督を歴任したアギーレ氏は現在65歳。マジョルカには、2022年3月に解任となったルイス・ガルシア・プラザ前監督の後任として着任すると、ラスト3試合で2勝1分の粘りを見せ、降格圏とのポイント差は『1』と、ギリギリでラ・リーガに踏みとどまった。就任2年目となった翌シーズンは前年と一転。MFイ・ガンイン(現パリ・サンジェルマン)とFWヴェダト・ムリキのホットラインを最大限に活かすスタイルで、開幕前は降格候補に挙げられながらも、蓋を開けてみれば9位フィニッシュとトップハーフ入りを果たした。
だが、今シーズンは開幕10試合で1勝5分4敗と再び残留争いに巻き込まれることに。前述したイ・ガンインに加えて、中盤を支配していたMFイニゴ・ルイス・デ・ガラレタ(現アスレティック・ビルバオ)も移籍すると、新戦力として期待されたMFセルジ・ダルデルやFWサイル・ラリンがフィットするまでに時間を要した他、ムリキが負傷離脱するなど、キーマンを消失したチームは勝ち切れない試合が続いた。実際に、ラ・リーガ第37節終了時点で、引き分けの数がリーグ最多となる『16』を記録している。対照的に、一発勝負のコパ・デル・レイ(国王杯)ではテネリフェとジローナを倒した後、レアル・ソシエダとのセミファイナルを引き分けからのPK戦で勝ち上がり、クラブ史上4度目のファイナリストとなった。決勝戦はPK戦の末に、アスレティック・ビルバオに敗れたものの、対戦相手の長所を消しつつ、一発を狙うスタイルで苦しめたのは確かだ。
先週末の第37節でラ・リーガ残留を確定させたマジョルカ。公式戦通算95試合で指揮を取ったアギーレ監督の退任を発表したクラブは「彼がこの島で過ごした時間は、マジョルキニスタの心に忘れることのできない思い出を残した。我々は常に、ハビエルに感謝している」と声明を掲載している。
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By サッカーキング編集部
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