キャリア初のCLに挑戦する主将FWオヤルサバル [写真]=Getty Images
レアル・ソシエダの主将FWミケル・オヤルサバルが、20日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループD開幕節インテル戦に向けた前日会見に臨んだ。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。
1997年4月1日生まれのオヤルサバルは現在26歳。スペイン北部のエイバルで産声をあげ、後に背番号『10』をシャビ・プリエトから、イクリニャがあしらわれた腕章をアシエル・イジャラメンディから継承するチュリウルディンの“新たな象徴”は、2011年にカンテラ(下部組織)に入団。順調に各カテゴリーへと昇格を繰り返し、2015年9月にトップチームデビューを果たした。昨年2月には前十字じん帯断裂の大ケガを負ったものの、同年12月に復帰したオヤルサバルは、ここまでクラブ公式戦通算305試合に出場し83得点51アシストを記録している。
レアル・ソシエダにとって10年ぶり、自身にとっては初のチャンピオンズリーグに挑戦するオヤルサバル。在りし日を懐古した同選手は「(2013年の)アノエタでのリヨン戦は覚えている。すでにクラブに在籍していて、ボールボーイとして経験する幸運に恵まれた。その時はまた違う緊張感を味わったけど、大切な思い出だよ」と告白。続けて「僕たちに選択権があるなら、当然、誰もが勝つことを選ぶだろう。でもね、それ以外にも試合の進め方が重要なんだ。僕たちは僕たちらしく、競争しなければならない。その上で、勝つことに越したことはない」と明かした。
また、昨シーズンのCLファイナリストを『アノエタ』に迎えることについては「僕たちに示せるものがあるとしたら、それは僕たちの目の前に誰がいようとも戦えるということ。チームは競争し、アノエタが伝えてくれるハングリー精神を以って立ち向かう。僕たちはどんな時も、最大限のことを成し遂げたいという願望を持っている」と自信。さらに「チャンピオンズリーグは初めてだけど、これまでにも役立つような重要度の大きい試合は経験してきた。インテル戦のような試合では、全てを混在させることがいい。デビューした頃の興奮と、同時に冷静さが必要になる」と豪胆さを示した。
最後に、オヤルサバルは「彼らはとても大切な存在。勝つために、僕たちの中にあるすべてを捧げるつもりだ。インテル戦のような特別な夜には、いつも以上にファンにいて欲しい」と後押しを呼びかけている。
10年前はボールボーイとして経験したCLに、今度は選手として挑戦するオヤルサバル。20日に本拠地『アノエタ』で行われる開幕節インテル戦では、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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