愛するセビージャに別れを告げたD・カルロス [写真]=Getty Images
2021-22シーズンをもってセビージャを退団するブラジル人DFジエゴ・カルロスの退団セレモニーが7日、本拠地『エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン』で実施された。クラブ公式サイトが伝えている。
現在29歳のD・カルロスは母国ブラジルでプロキャリアをスタートさせると、GDエストリル・プライア(ポルトガル)やナントなどでプレー。2019年夏にセビージャへ加入した同選手は、1年目から公式戦45試合に出場した。なかでも、ヨーロッパリーグ(EL)決勝戦では先発出場し、決勝点となるオウンゴールを誘発。セビージャの同大会6度目の優勝に大きく貢献した。
2021-22シーズンのラ・リーガ34試合に出場したD・カルロスは、GKヤシン・ブヌ、DFジュール・クンデらとともに堅牢な守備を築き、同リーグ最少失点数「30」を記録。しかし今夏、アストン・ヴィラへの完全移籍が発表されていた。
チームメイトやフレン・ロペテギ監督などから、惜別のメッセージを受け取った後、D・カルロスは涙ながらにセビージャへの思いを明かした。
「このクラブに別れを告げる時が来た。僕にとって単なるクラブ以上の存在。自分自身の家であり、家族がいる場所だ。僕と家族によくしてくれたみんなに感謝したい。常日頃から、このようなクラブでプレーしたいと思っていた。厳しい人生を歩んできた僕を信じ、ここに連れてきてくれてありがとう」
「選手として、人間として、父親として成長することができたと思う。このクラブは、子供と僕の人生を変えるきっかけを与えてくれた。クラブのみんなに感謝している。6度目のヨーロッパリーグ優勝は、僕自身にとって初めてのトロフィーだったから、オリンピックの金メダルよりも価値があるんだ。末っ子の故郷でもあるし、僕は永遠にセビジスタだ」
また、自身を連れてきたセビージャのモンチSD(スポーツディレクター)と、チームメイトとの3年間の思い出を語った。
「モンチが僕と契約すると言った瞬間から、多くのことを学んだし、ここのみんなは沢山のことを教えてくれた。この3年間で選手として一皮剝け、さらに良い人間にもなれたよ」
「チームメイトと過ごした毎日は最高だった。トレーニング、試合…悪い日なんて一日もなかったんだ。パンデミックの時でさえ、僕たちはハッピーでいようと努めていたぐらいにね。僕たちは、すべての成功に値する。初日から最終日まで、とても幸せだった」
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By サッカーキング編集部
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