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アトレティコ、カラスコ躍動でエスパニョールに逆転勝利! 後半AT9分にレマルが決勝点

2021.09.12

エスパニョールとアトレティコ・マドリードが対戦した [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第4節が12日に行われ、昨季2部の王者エスパニョールと昨季王者アトレティコ・マドリードが対戦した。

 アトレティコ・マドリードは移籍市場最終日にバルセロナから電撃復帰を果たしたアントワーヌ・グリーズマンを先発で起用。バルセロナでの1年目に同僚だったルイス・スアレスと前線でコンビを組んだが、グリーズマンは不発に終わり、58分にジョアン・フェリックスとの交代でピッチを後にした。

 試合は4分、エスパニョールに決定機。相手DF陣の連携ミスを突いたアドリアン・エンバルバが抜け出し、ゴール左下を狙って右足を振り抜く。しかし、相手GKヤン・オブラクのセーブに阻まれた。

 試合の主導権を握るエスパニョールは40分、エンバルバが鋭いミドルシュートを放つが、オブラクの好セーブに遭う。この場面で左コーナーキックを獲得し、キッカーのエンバルバはニアに高速のボールを供給。飛び込んだラウール・デ・トマスが頭で合わせ、ファーのゴール右下へと流し込んで先制に成功した。エスパニョールは4試合目にして今季初ゴールとなった。

 思うように攻撃の形を作れなかったアトレティコ・マドリードは、ハーフタイムに3枚替えを敢行。後半立ち上がりから敵陣に押し込むなか、49分に途中出場のジョフレイ・コンドグビアがペナルティエリアの外から左足を振り抜くが、ミドルシュートはわずかに枠を外れる

 アトレティコ・マドリードは53分、右サイドからマルコス・ジョレンテがグラウンダーで折り返す。中央のスアレスは押し込めないが、その奥に詰めていたトマ・レマルがネットを揺らした。しかし、オンフィールドレビューで映像を確認したマルティネス・ムヌエラ主審は、オフサイドポジションにいたスアレスが相手DFのプレーに干渉していたとして得点を取り消した。

 79分、アトレティコ・マドリードが待望の同点ゴールを獲得する。ペナルティエリア左でレナン・ロディの折り返しを受けたヤニック・フェレイラ・カラスコは、複数の相手DFに囲まれながらも粘ってボールをキープ。一度は奪われたがすぐに奪い返して前を向くと、最後は左足でゴール右下に突き刺した。

 10分のアディショナルタイムが与えられると、アトレティコ・マドリードはAT3分に決定機。ペナルティエリア右で仕掛けたカラスコが相手DFの股の間を抜いてゴール左下隅を狙ったが、わずかに枠を外れた。

 するとAT9分、アトレティコ・マドリードが逆転に成功する。レマルがカラスコとのワンツーパスでペナルティエリア左に侵入し、右足一閃。シュートは相手GKジエゴ・ロペスの手を弾いてゴールに吸い込まれた。

 試合はこのまま終了し、エスパニョールは2連敗で2分2敗、アトレティコ・マドリードは2試合ぶりの白星で3勝1分となった。次節、アトレティコ・マドリードは18日にホームでアスレティック・ビルバオと、エスパニョールは19日にアウェイでベティスと対戦する。

【スコア】
エスパニョール 1-2 アトレティコ・マドリード

【得点者】
1-0 40分 ラウール・デ・トマス(エスパニョール
1-1 79分 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリード
1-2 90+9分 トマ・レマル(アトレティコ・マドリード

By サッカーキング編集部

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