レアル・サラゴサに所属する香川真司(写真は19年8月30日のエルチェ戦)[写真]=ムツ カワモリ
リーガ・エスパニョーラ2部第30節が2月29日に行われ、ラシン・サンタンデールとMF香川真司が所属するレアル・サラゴサが対戦した。右ハムストリングの負傷で離脱していた香川は、スタメンで復帰。4試合ぶりの出場となったが、前半のみで交代となった。
2位につけるサラゴサは10分、左サイドでの香川とのパス交換からハビ・プアドが中央に切り込んでペナルティエリア左からシュート。22分にはプアドのスルーパスからルイス・スアレスがエリア左へ抜けてシュートを放ったが、どちらも得点には結びつかなかった。
最下位に沈むラシン・サンタンデールは32分、アブラハム・ミネロがエリア前左のこぼれ球をダイレクトで叩くが、シュートは相手GKクリスティアン・アルバレスの好セーブに阻まれた。37分にはエンツォ・ロンバルドがエリア左から強烈なシュートを打ったが、DFにブロックされた。
サラゴサはハーフタイムに香川を下げてアルベルト・ソロを投入。後半に入って試合が動き出す。ラシン・サンタンデールは57分、ナンド・ガルシアがエリア右からマイナスに折り返すと、アルバロ・セフードが右足で合わせて先制。だが、サラゴサも62分、ラウル・グティがエリア前で右足を振り抜くと、シュートはDFに当たってゴール右隅に決まった。
ラシン・サンタンデールは75分、エリア内へ抜け出したダビド・ロドリゲスがGKアルバレスに倒されてPKを獲得。77分、このPKをD・ロドリゲスがゴール左へ沈めて勝ち越しに成功した。
だが、ラシン・サンタンデールは88分にアブラハムがエリア前右でグティを倒し、2枚目のイエローカードを受けて退場。するとサラゴサは90分、獲得したFKでソロのボールをアレハンドロ・ブランコがヘディングで流し込み、劇的な同点ゴールを挙げた。
サラゴサは後半アディショナルタイム4分にグティが主審への抗議で2枚目のイエローカードを受けて退場。試合はこのままタイムアップを迎え、サラゴサは格下相手に苦戦したが、なんとかドローに持ち込んだ。
次節、サラゴサは3月8日にアウェイでマラガと、ラシン・サンタンデールは同7日にアウェイでヌマンシアと対戦する。
【スコア】
ラシン・サンタンデール 2-2 レアル・サラゴサ
【得点者】
1-0 57分 アルバロ・セフード(ラシン・サンタンデール)
1-1 62分 ラウル・グティ(レアル・サラゴサ)
2-1 77分 ダビド・ロドリゲス(PK)(ラシン・サンタンデール)
2-2 90分 アレハンドロ・ブランコ(レアル・サラゴサ)
By サッカーキング編集部
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