不振から抜け出せないレアル・マドリード [写真]=NurPhoto via Getty Images
今シーズン、王者らしからぬ不甲斐ない戦いが続くレアル・マドリードに、お抱えメディアと称されるスペインの2大スポーツ紙もお手上げ状態のようだ。
2017年の最終戦となったリーガ・エスパニョーラ第17節では、宿敵バルセロナにホームで0-3と完敗したレアル・マドリード。巻き返しを図る2018年も、第18節はアウェイでセルタと2-2のドローに終わると、第19節はホームでビジャレアルに0-1で惜敗。首位バルセロナとは19ポイント差と、前半戦で優勝の可能性がほぼ消滅したチームは、コパ・デル・レイ準々決勝でもレガネスに敗れた。
残されたタイトルは事実上チャンピオンズリーグ(CL)のみとなったレアル・マドリードだが、今月14日に行われる強豪パリ・サンジェルマン(PSG)との決勝トーナメント1回戦・ファーストレグを前にしても調子が上がらない。実際、3日に行われた第22節でも、ホームでの第3節で1-1のドロー止まりとなったレバンテと、アウェイで再び2-2のドローに終わった。
この体たらくを目の当たりにした『アス』紙は、「ゴール前でのプレー精度の欠如」と攻撃面の問題を指摘しながらも、不振の最大の原因は守備面にあることを強調している。
「今のレアル・マドリードにはディフェンスがない。帰陣もしなければ、警戒もしない。個々の意識の低さと、チームの連係の弱さが、格下にチャンスを与えてしまっている。レバンテ戦の2失点は、いずれもリトリートにおける致命的なミスが引き起こしたものだ。コントロールできるはずの状況だったが、散漫な注意力が命取りとなった」
一方、「わずか6カ月で世界最高から史上最低のチームへ」との見出しを打った『マルカ』紙は、理解の域を超えた不振との見解を示した。
「レアル・マドリードに起きている事を説明するのは難しい。それは誰にも分からない。(国王杯以外の)すべてのタイトルを勝ち取ったチームが、判決を前にして彷徨い歩くだけの姿を披露しなければならないのか、誰にも明確な理由は見出せないだろう」
これまでフロレンティーノ・ペレス会長が下して来た決断を考えると、CL連覇を逃せばジネディーヌ・ジダン監督の解任も十分に有り得るレアル・マドリード。それを知る指揮官が「進退を賭ける」と覚悟を決めているPSG戦に良い形で臨むためにも、10日に行われる第23節のレアル・ソシエダ戦では、不安を払拭する快勝に期待したい。
文=北村敦
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