アウディ杯のバイエルン戦で無得点に終わったレアル [写真]=Bongarts/Getty Images
レアル・マドリードは9日にノルウェーのオスロで、ヴォレレンガと親善試合を行い、0-0の引き分けに終わった。アウディ・カップのバイエルン戦に続いて無得点と、レアル・マドリードが2試合連続無得点に終わったのは、2011年9月以来。当時ジョゼ・モウリーニョ氏が率いていたチームは、レバンテに0-1で敗れ、3日後のサンタンデールとの試合を0-0で引き分けていた。レアル・マドリードの得点不足が心配される。
スペイン紙『アス』が伝えている。
プレシーズンマッチは残すところ18日に行われるサンティアゴ・ベルナベウ杯・ガラタサライ戦の1試合だけ。これまでのプレシーズンの戦績は7試合3勝3分け1敗、9得点2失点。5試合を無失点で終えている一方、4試合で得点を決めることができていない。
ラファエル・ベニテス監督は試合後の会見で得点力不足について、こうコメントしている。
「プレシーズンの話だ。私たちはゴールを決めるために十分すぎるくらいにチャンスをつくった。しかし、正確性を欠いた。100パーセント満足しているわけではない。とはいえ、ボール奪取、プレスなどポジティブな部分はあった。まだリーガ開幕まで15日間ある」
「(ゴールを決める)選手たちが足りないと思いたい。ノルウェーには数人の選手が来ていない。彼らがいれば、私たちはゴールをできたかもしれない。最も重要なのは敵陣のエリアに到達することだ。20回の決定機をつくり、ファンは楽しんでくれた」
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマら前線の得点源を欠いたことで、ゴールは生まれなかったと指揮官は考えているようだ。
一方でバルセロナ寄りの新聞『ムンド・デポルティーボ』はこのように伝えている。バルセロナはヴォレレンガと2013年のプレシーズンに親善試合を行い、7得点を決め、7-0で勝利した。そう過去の例を持ち出し、レアル・マドリードの得点力不足を皮肉に伝えている。